旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第71回
チャーター便をチェックしてみる

今年の前半は、イラク戦争やSARSの影響で、
ずいぶん航空便の数が減らされました。
便数を減らすと当然、飛行機が余ります。
その余った飛行機を有効活用する手段のひとつが、
チャーター便に当てるというものです。
最近は羽田空港の滑走路を夜間ではありますが国際線用に
運用できるようになったこともあり、チャーター便が数多く
運航されています。しかも、それは概ね好評なのです。

チャーター便は一定の期間、一定の出発日のみ運航されます。
そのほとんどはパッケージツアーでないと乗れませんが、
注目したいのは行き先です。
今年は白夜のアイスランド、自然が魅力のアラスカなどへの
チャーター便が運航されていますが、
こうした旅行地へ日本からの直行便はありませんから、
かなり便利なフライトということになります。
しかも、チャーター便は満席に近いほど埋まらないと
採算が合いませんから、航空会社も旅行会社もしっかり
マーケティングをする。つまり、より人気のある旅行地を選ぶ。

このことを旅行者の側から見れば、かなり人気のある旅行地に
便利なフライトで行ける機会といえるわけです。
しかも、料金設定もバラエティに富むことが多く、
自分の懐具合に合わせてツアーを選べるようになっています。
旅行好きの人、チェックしない手はありません。
チャーター便を利用したツアーが設定されたら
教えてもらえるように知り合いの代理店に頼む。
あるいはマメに航空会社のサイトをのぞいてみたいものです。


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