第29回
気持ちよく乗れる飛行機の選び方
遠い国へ行けば行くほど飛行機の中で過ごす時間は長くなります。
何度か乗っていると分かると思うのですが、
乗り心地のいい飛行機というのがあります。
サービスや座席のクラスの違いではなく、
純粋に飛行機材の乗り心地の違いです。
同じ乗るなら、心地いい方がいいですよね。
飛行機の寿命は機種や使い方によって様々ですが、
日本路線に多いボーイング社のジャンボ機だと20年以上はもつ。
かなり長いと思われるのではないでしょうか。
長く使えば使うほど飛行機そのものが疲労してきますが、
同時に仕様も古くなる。車がモデルチェンジする度に、
それ以前の仕様が古くなっていくのと同じです。
最近の新しい飛行機は不景気や環境問題に対応して、
燃費がずいぶんよくなってきました。
同時に改良されているのがエンジンの力、いわゆる馬力です。
エンジンの力が強い飛行機は離陸がスムーズで、
非常にスムーズに離陸する感じがします。
逆に馬力がないと滑走が長く、やっと宙に浮いたなあ、
といった印象を受けるものです。
もちろん長距離を飛ぶときは燃料をたくさん積んでいて重いので、
離陸に時間がかかる。しかし、それでもエンジンに力があれば、
スムーズに離陸する感触があるものです。
たとえばボーイング社の最も新しいタイプの飛行機は、
トリプルセブン(B777)という機種ですが、
これは本当に力のあるエンジンを付けている。
ジャンボ機にはエンジンが4つあるのに、
トリプルセブンには2つしかない。
それでも、ジャンボ機より乗り心地がいい。
騒音の問題があり音が静かになっているのも、
快適な気がする理由でしょう。
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