旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第28回
ホテルにおトクに泊まれるシーズン到来

これから夏に向かってホテル代はどんどん上がっていきます。
旅行のオンシーズンを迎えるわけですから当然ですよね。
国内も8月のお盆前後をピークに割高な時期が到来します。

ですが、それはアメリカやヨーロッパや日本などでの話。
タイや香港など東南アジアの多くがこれからオフシーズン。
ホテルの値段も急降下。宿泊代が下がるだけではありません。
レストランやスパなどの施設を割安な値段で使える、
朝食が無料で付いてくる、ギフトやワインがプレゼントされる、
レイト・チェックアウトが無料でできる、
あるいはこうしたサービスがセットになったパッケージを
設定するホテルも少なくありません。
ランクの高い部屋に通常より安く泊まれることも珍しくない。

もちろん世の中うまい話には、欠点があります。
オフシーズンですから、雨期で天気が悪い日が多かったり、
気温が高すぎて過ごしにくかったりするわけです。
そこで、知恵を絞る。たとえば香港やバンコクは暑いですが、
ショッピング中心の旅にすればエアコンの効いた店の中で
過ごすことが多いから、暑くても問題なし。

リゾート地で雨が降ると嫌ですが、雨の日でも退屈しない
施設を揃えたホテルを選ぶ手もあるわけです。
スパやマッサージ、おいしいレストラン、屋内プール、
ライブラリー、スポーツジム、部屋自体が快適なホテル。
世界中で異常気象が見られる昨今、
東南アジアのリゾート地でも雨季なのに雨が少ない年がある。
そういう年はラッキーですよね。

アメリカやヨーロッパはオンシーズンで行き時ですが、
一方でこうしたおトクな料金で泊まれる東南アジアに行く
というのも、あり、ではないでしょうか。


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