旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第20回
例外的な国内の割引運賃

国内の割引運賃は搭乗2か月前の売出し時期が最も安く、
搭乗日が近づくほど割高になってくるものです。
しかし、何事にも例外というものがあり、
国内の割引運賃にも、それがあります。

ひとつは特定便割引。
全日空の「特割」、日本航空の「特便割引」がこれに当たりますが、
搭乗の前日まで購入でき、しかも最大で普通運賃の50%以上の割引。
特に羽田−札幌、福岡、大阪といった幹線ほどお得感があります。

それから、全日空の「突然割引」と日本航空の「タイム割引」は、
搭乗10日ほど前に席が余っていることが条件で設定される運賃。
このタイプの運賃はごく最近出てきたもので、
「余った席を売る」という、運賃としては究極のカタチといえます。

また、国内の格安パックツアーも例外といえるでしょう。
これは航空運賃単独ではなくホテルなどとセットになっている
わけですが、出発日が近づいても売れ残っていると、
安くなることが多々あります。

ただし、です。こうした「例外的」な運賃をはじめ、
割引運賃もほとんど設定されないのが、
8月10日頃の夏の連休時期。
この時期は、なるべく外して乗りたいものです。
なお、羽田−福岡、鹿児島、宮崎、札幌、徳島、青森だけは
普通運賃そのものが安い新興航空会社が飛んでいますから、
それらを利用するのもひとつの方法です。


←前回記事へ 2003年6月3日(火) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ