元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2118回
あなたは「甘い男」か? 「渋い男」か?

「近ごろ都に流行るもの」――、
このひとつに「男性向けスイーツ」
つまり「甘いもの嗜好」があげられる――、
これぞ、キレル症候群(統合失調症)といった
日本人の多くがいま悩んでいる慢性難病の原因と思われるから、
「甘味過多」の警告について、
また、拙著「しなやかな玄米菜食」に
いのちを大事に考える皆さんとともに、いま一度、
再読して見たい――という話の続きです。
ずばり、「アイスクリームの過食がキレる子供をつくる」
という項目からの抜粋です。

        *

もし、妊娠中の女性が玄米菜食とは逆の
油の多い食べ物や高タンパクの肉や乳製品、
卵を過食していると大変です。
瞬く間に胎児の血液を汚し、体を酸化させ
脂肪酸のような毒素を含む体質にしてしまうからです。
やがて、アトピーやアレルギーになりやすい
子どもが生まれることになりますから、
母親は心して、玄米菜食のような
栄養バランスの優れた食事、
さらに農薬や化学添加物の入っていない
食べ物を摂ることが大切です。

胎児は羊水の中で生物が三〇億年に果たした進化を、
たったの八ヵ月で超スピード成長を遂げるわけですから、
体のバランスを崩すような食物が
一滴でも多く入ってしまえば、
あっという間に感染します。

消化力のない乳児に授乳する母親は
油や甘いものの過食を反省しなければ、
アレルギーばかりか、
精神的にキレる子どもを育てることになります。
さらに、甘いものと乳製品や肉や卵の過食が疲れやすい、
免疫力の弱い子供をつくります。
それは、こうした食べ物は血液を汚す、
つまり極度に体を酸化させるからです。(略)

また、そうした過食によって、
脂肪酸が膵臓に溜まり、血糖値が急激に上下し、
ホルモンバランスを崩します。
いつも低血糖の子ども、
つまり免疫力の弱い子どもをつくることにつながります。
低血糖になれば、エネルギーを回復しようとして、
またチョコレートやアイスクリームを
貪り食べることになりますから
どんどん体質が悪くなっていく。
これが高タンパク、高脂質、そして甘いもの、
さらに農薬と化学汚染食品の過食が起こす
食の危機、命の危機なわけです。

精白された砂糖は単糖類のために
血液に入りやすく、血糖値を急激に上げるため、
甘いものを食べると気分がハイになります。
ですから若い女性がアイスクリームや
チョコレート、ケーキを好んで食べるわけですが、
吸収も早いので、こんどは急激な低血糖症をもたらし、
キレやすい性格を作ってしまうわけです。(略) 

           *

では、どうするか?
我が家では、精白砂糖ではなく、自然の甘味である
メイプルシロップ、甜菜糖、水あめなどを使い、
牛乳の変わりに豆乳をつかって、
マクロビオティック風のケーキを作って
楽しんでいるわけです。
そろそろ「甘い男」より、
「渋い男」が見直された方がよいと思いますが、
あなたはどう思いますか?


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2008年6月14日(土)

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