元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2040回
「神様はお金がいりません」

僕は10年間、マクロビオティック玄米菜食法で
心身に優しいバランスをはかってきましたが、
ただ玄米や穀類、根菜類を食べるというのではなく、
「月刊マクロビオティック」1のほかに、
月刊「むすび」2という
大阪の正食協会が発行している雑誌も読んで、
マクロビオティックの始祖である
桜沢如一さんのいのちの哲学を読むことを
楽しみながら続けています。

月刊「むすび」でも、最初に読むのが
巻頭の「今月の言葉」に掲載されている「桜沢語録」です。
今発売中の「むすび」4月号には、
『唯一の罪、最大の不幸とは神を知らないこと』と題する
桜沢語録の考え方が著書「バイキンの国探検」から
引用されています。

「科学する人はよく神様を持ち出すと嘲笑します」が
神=宇宙の秩序を思うことが、
いのちの基本であることを忘れてはいけない・・・
というのが桜沢さんの無双原理=マクロビオティック哲学の
語録の一つが載っていますが、
だからといって、桜沢さんは別に変な宗教家ではありません。

無双原理(むそうげんり)とは、
あらゆる現象は陰陽から発生しているとする
東洋の「易」に則った考え方で、
玄米を中心とした陰陽のバランスのとれた食事法こそ
健康で長寿の秘訣という発想法。
生活実践はもちろん、科学、医学をはじめ、
政治、経済、宇宙の神秘解明にも応用できるように、
桜沢さんが壮大なスケールで理論体系化した
人間の心身から世界平和のバランスまでを図るための
いかにも日本人らしい「いのちの発想哲学」なのです。

さて、今発売中の「むすび」4月号には、
『唯一の罪、最大の不幸とは神を知らないこと』と題する
桜沢語録の考え方はどういうものか?
少し抜粋させてもらいましょう。

「すべての病気は、神を知らないことから起こることを
私は断言します。(略)
病気になったらまだ実は
自分がよく神を知っていないからです。(略)
この原因をとりのぞくことなどユメにも考えないで、
お金で健康や生命を買うというのはムリな相談です。
神様はお金がいりません。
そして生命や健康はそれ自体神様であり、
宇宙の秩序です。
だから、神から遠ざかることが唯一の罪であり、
そして最大の不幸であります。
これが私の万病絶対免疫法です。
これは一生有効でしかも無料です。」(略)

どうですか? 体だけでなく、心にも魂にも
ズシリと響くメッセージだと思いませんか?
神とは、自然宇宙の秩序であり、
サムシンググレートでも、
また、あなたが信じる大いなる神でもよいでしょう。
とにかく、この「無双原理」が分からずして、
いかに化学劇薬や最新手術に頼っても、
本当の「いのちのやすらぎ」は得られない・・・、
西洋医学には限界がある・・・といっているのです。

ちょっと抵抗があるなあ・・・と思う人もいるでしょうが、
興味の出て来た人は
月刊「むすび」のホームページを覗いてみてください。


1 http://www.ci-kyokai.jp/
2 http://www.macrobiotic.gr.jp/musubi/top/index.html


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2008年3月28日(金)

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