元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1915回
逸見晴恵さんの「朝日新聞」連載

二人にひとりがガンの危機にあるというので、
新聞やテレビでもガンの特集が増えています。
それも、どの有名医師の話や
大きなガン団体のセミナー記事を読んでも納得がいかないという
患者や家族のみなさんが増えてきたからでしょう。
患者のホンネの体験談をまとめた記事が多くなってきました。

朝日新聞には「患者を生きる」
という連載コラムがありますが、
新シリーズとして「がん」の特集が始まりました。
その第1回に、僕の友人で、
ご主人のフジテレビの名アナウンサー、
逸見政孝さんを胃ガンで失い、自らも子宮頸ガンと闘いながら、
患者本位のガン闘病法について講演活動を続けている
逸見晴恵さんの体験記が7段抜きの大特集で始りました。
第1回は11月13日「生中継で、夫は告白した」
という記事でしたから、
読んだ方も多いと思います。
この14年間の壮絶な戦いの中で
逸見さんが得た、数々の体験と、
ガンを克服するための賢い知恵が得られるはずです。

ところで、いま発売の「いのちの手帖」にも、
逸見晴恵さんが、やはり子宮頸ガン、
そして乳ガンを克服して11年の米国の女性。
イディス・シーさんと
20ページに渉る対談に登場していますので、
すでに読んだ方もおられるでしょうが、
あわせて再読してみてください。
とかく、新聞やテレビでは、
医師会の治療ガイドラインを超える話は
掲載されないわけですから・・・。

このコラムでも、前に第1858回〜6回にわたって、
サワリを紹介しましたが
「●ときめき対談● 子宮ガン、乳ガンを超えて
もっと、わくわく、 
もっと、輝いて・・・
〜この10年は”生きがい探し”の旅でした〜」
と題するものです。

まだ「いのちの手帖」を読んでいない人も
たくさんおられると思いますので、
いい機会ですので、前回に続いて、夫の死後、
自らもガンと闘った逸見さんの
「いのちの手帖」掲載の体験談を紹介しましょう。
お相手のイディス・シーさんも
ガン克服11年のキャンサー・サバイバーですから、
病院や医師に聞いてもわからない、
女性ガンの悩みと問題点が次々と明らかにされています。
司会は、ガン克服9年の僕があたりました。

前回、このコラムの第1864回では、お二人の
「子宮頸ガン・円錐切除手術後の大出血」
「乳ガン・子宮ガンとドクハラ、セクハラ」
の話まで紹介しましたので、その続きから始めましょう。

         *

司会:とくに子宮ガンや乳ガンのような女性ガンの場合は、
診察を受ける側と診察する側の間に横たわる
複雑な問題がまだまだ改善されていませんね。
今は女性の医者もいるけどほとんど男性の医師でしょ?

シー:男性の医師は、子宮や乳房なんって、
もしかしたら
たいした手術じゃないんだと思っているんじゃないでしょうか?

逸見:ドクターハラスメント、
つまり、医師による患者いじめを、
故土屋繁博先生が「ドクハラ」
という流行語を発明して糾弾したわけですが、
子宮体ガンや子宮頸ガンで病院に行くと、
「とりゃあいいんだよ、とっちゃえば」
などとヒドいことを言う医師がいます。
ひどい先生は「あんた、遊び過ぎだよ」とか、
「こんな手術は簡単だよ」とか…

          *

逸見さんの新聞連載と合わせて読んで下さい。


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2007年11月24日(土)

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