第1873回
心のマッサージ・マガジン
いま「いのちの手帖」のバックナンバーを希望される方から、
たくさん問い合わせをいただいていますが
残念なことに創刊号は売り切れなのです。
すみません。
というわけで、残念ながら
「いのちの手帖」創刊号【2006年3月発売】を
読んでいない方のために、発刊趣旨と経緯について、
僕が書いた創刊号の「編集後記」を紹介しますので、
これを読んでから、2号、3号、
4号と合わせて読んでいただき、
この小さな雑誌をぜひ
みなさんの治療計画や
人生設計の伴侶としていただきたいと思います。
昨日に続いて
「 小誌を、3人の“心の弟たち”に捧げます!」
と題する「いのちの手帖」創刊号の
《編集後記》を抜粋しますので、
読んでみてください。
*
すでに、そのころから、
スローヘルス運動を推進するための新形式のメディアとして、
この「いのちの手帳」という雑誌について、
いろいろと思案してきたのですが、
この度、「機熟す」といいますか、
心強い戦友・盟友、さらに志を同じくする
同志・仲間の方々から溢れるようなエネルギーとパワーを、
たくさん頂戴できることになりまして、
構想5年、やっと、創刊にこぎつけたわけです。
帯津良一博士の巻頭言、
文壇の最長老・安岡章太郎先生と
邱永漢先生の特別随想をはじめ、
「治療+養生」をしなやかに組み合わせて、
1年、3年、5年、10年、15年としっかりと延命――、
上手に「いのちを掴んできた」患者さん、
そして明るく介護を続けてきたご家族から、
予想を上回る数の闘病体験記を賜り、
編集部はうれしい悲鳴となりました。
当初は、48ページの小規模な雑誌を考えていたのですが、
とうとう、創刊号は108ページと、
倍増の厚さとなりました。
あらためて、諸先輩、同輩のみなさんの温かい、
ご指導、ご支援に感謝いたします。
*
人生・最大の危機に遭遇しても、決してあきらめない!
まさに一つ一つのエッセイが“いのちの記録”であり、
希望と勇気を奮い立たせて立ち向かった、
しなやかなる“衝撃の告白”でもあります。
いま、世間では、いのちまでが機械部品のように
軽々しく扱われていないでしょうか?
いや、いのちの“情報の激安化”すら平然と起こっています。
ですから、本誌は、“情報の100円ショップ化”の
流れに掉さして船出した、
小さな小さな携帯版マガジンといってよいかも知れません。
本誌の広め方や売り方は一般雑誌と違って、
書店やコンビニで“機械的に”売ることはしません。
郵送による直販方式で、一歩一歩、広めていきたいと考えました。
まず、書いた人から読みたい人へ、
そして、読んだ人から、さらに読みたい人へ・・・、
スローヘルスの輪が口コミと
インターネットとツーウエーで伝わる、
そうした「心のマッサージ・マガジン」でありたい
と考えたわけです。
*
「いのちの手帖」創刊号に載せた
「編集後記=小誌を、3人の“心の弟たち”に捧げます!」
はもう少し続きます。
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