元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1865回
中国株・どこまで続く

閑話休題。
中国株は何度も乱高下がありました。
それにしても9月の中国株の急騰は凄まじかったですね。
アメリカがくしゃみをすれば
世界の市場が風邪を引くといわれても、
この中国株は「10年で10倍の独歩高」を続けてきたわけですから、
「そろそろバブルが弾けるのでは?」という、
儲けすぎて不安になってきた知り合いや、
「中国株はこれから始めても遅くないですか」という、
遅れをとった定年前後の小金持ちのおっさんたちからの
問い合わせが、僕のところにもたくさん来ました。

そのたびに、僕は、日本のアホな経済評論家や、
自分の金も動かせない証券アナリストの解説などに
右往左往しないで、
このHIQの邱永漢先生のコラムを毎日じっくり読んで、
やけどしない程度に「石の上にも3年」
くらいの余裕を持って付き合いましょうと言っています。

僕自身、前にもこのコラムで書きましたが、
ガンにもめげずに長生きさせてもらったおかげで、
すでに元金は回収しましたし、
ほどほど利益の恩恵を受けましたので、
あとは余禄の株価を楽しめるようになりました。

出版社に頼まれて僕も昔、何冊か
『中国株で大成金』といった本を書いて
ベストセラーにも入ったことがあります。
しかし、下手なテクニカル投資本や
株価記事の想定を超えて、
中国経済も中国株も大きな変容期を迎えてきましたので、
ますます「お金の神様」=投資の先達である邱さんの本や
HIQのコラムの長期展望を読むことが
大切な時代となってきたわけで、
僕なんかが書いたりする必要はないわけで、
もう出版社から中国株本を頼まれても
辞退することにきめたのです。

それにしても、僕のガン延命学ではありませんが、
いのちの世界はもちろん、とくに中国を巡る「お金の世界」も
「桃栗3年柿8年、枇杷(びわ)は9年で、
柚子(ゆず)は18年」――だと思います。
この10年、5年とHIQの邱永漢さんの長期の御託宣に従って、
中国株と付き合って来た方たちは、
そうした醍醐味を実感したはずです。

というわけで、これからは「石の上にも3年」いや
「桃栗3年」――中国株とどう付き合うか?
ますますスリリングで面白くなってきたと、僕は思っています。
ただ『石の上にも3年』とは、
冷たい石の上でも3年も居れば暖かになる言う意味で
辛抱していれば、やがては成功するから
忍耐力が大切だということを教える言葉ですが、
「3年の座り方」には、それなりの知恵と勇気がいるわけです。
北京五輪後にはバブルがはける?・・・などと
単純に考えてすむものではありません。
もちろん、証券会社や株価予想記事に頼って、
無為に過ごしていたら、よいというものではないでしょう。
経営首脳の才覚の無い企業は駄目になりましたし、
世界経済のだぶついた「お金の流れ」も変わって来ました。

もちろん、お金に臆病な人は、スズメの涙のような定期預金や
国債でもやって手堅くいった方がよいでしょうが、
これからの世界の流れ、お金の流れが気になるならば、
ますます、邱永漢さんの本やHIQのコラムを読み返す、
また、中国株の講演を聞きにいくと、
「これからの3年」のお金儲けの度胸ばかりか、
知恵もヒントももらえると僕は思っています。

では、どうする?


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2007年10月5日(金)

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