第1828回
自然農の「おすそわけ」
先日、「ガンは食べて治す」の共著者・
岩手一関で自然食品店「マグノリア」を
経営している鈴木美感子さんを通じて、、
やはり岩手の花巻で自然農法をしている、
「やえはた農園」の農園主・藤根正悦さんから、
葉付き人参、インゲン、ズッキーニ、トマト、
きゅうり、なす、大根、しその葉、ミント・・・などなどの
自然のみずみずしい野菜が箱一杯、
どさっと送られてきた――、
新たに、わが家に「食のライフライン」が増えた――、
という話の続きです。
興味のある方は「やえはた自然農園」※1のHPを覗いてください。
さらに、藤根さんがご家族と力をあわせて
自然農の活動を全国に広げようという様子も、
別のブログから発信されていますので、
もっと詳しく知りたい方は
こちらを覗いて見てください。※2・※3
7月分を読んでいると、
次のような、ちょっと感動的な発信がされていました。
*
●おすそ分け――
昨日の朝、ミニトマトの収穫をしながら、新潟の被災地で
支援活動している友人のことをふと思い出し、これを
おすそ分けしたい!と思いつきました。
今は、トマト、きゅうり、ナスなどが収穫シーズンを
迎えています。トマトやきゅうりなら生で食べられて、
水分補給にもなります。
農園主に相談すると二つ返事で同意してくれました。
さっそく友人に連絡を取ると、
被災者への支援物資は
いろいろ送られても対応しきれないので
カセットコンロと粉ミルクに限定して募集しているけれど、
ボランティアの方たちはろくなものを食べていないので
とてもありがたい、とのことだったので、
さっそくその日に収穫したきゅうり、
トマト、ミニトマトのうち、直販のお客様に出荷した
残りを段ボール箱2つに詰めて新潟に送りました。
小学校に寝泊りしながら支援活動をしている
ボランティアの方々にたくさん食べて
ますます元気になってもらって、
その元気を被災者の方々にもおすそ分けしてくれたら
嬉しいなと思います。
*
いやー、素晴らしい「いのちのメッセージ」ですね。
いまや、日本全国、欧米モノマネのファーストフードが蔓延し、
自給を忘れた食料政策に基づいて、
中国など外国産の汚染食品を口にせざるを得ない、
まさに「食の堕落」時代に、
藤根さん一家のような農園の方々がたくさん増えること、
病気の僕たちだけでなく、これからの子供や孫たちが
「おすそわけ」に預かれることは
とてもありがたいことです。
たとえガンに冒されても、
ただ大病院のメスや化学劇薬にたよるだけでなく、
日々の「いのちのエネルギーを高める」ことが大切です。
そのために、自分の発想、家族の発想で
自然農や自然食品を作る人たちとの「ライフライン」を
しっかりと作っておくことが大切だと思います。
※1 http://yaehata.com/
※2 http://blog.livedoor.jp/kaorinora/
※3 http://blog.livedoor.jp/kindwind/
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