第1781回
次号「いのちの手帖」、只今編集中
いよいよ、次号「いのちの手帖」第4号の
編集作業にはいっているのですが、
若いときと違って、
作業のスピードが落ちていることはいなめません。
そこは、若いスタッフに
カバーしてもらいながら進めていますので、
9月初旬には発刊できます。
もう少々お待ちください。
今回もありがたいことに
原稿はたくさん寄稿していただきまして
こんどはカラーページも増ページします。
敬愛するHIQの邱永漢先生の「金言名句」はもちろん、
この6月、芸術院恩賜賞を受賞された作家の三木卓さん、
評論家でテレビでもおなじみの竹村健一さんのエッセイは、
じつに含蓄の深いものです。
患者さんやご家族、またスローヘルス研究会の仲間の原稿による
エッセイ特集は以下のようなラインアップです。
【特集1】 自然のパワーをいただきま〜す
山本洋子 山平松生 遠藤京子
【特集2】 80歳からの「いのち」のメッセージ
中野次郎 アンドレ・キャラビ 吉川亨
【闘病記】 一歩また一歩 ガンと共に歩む
花井陽光 松尾達也 若山朝子 黒川宣之
内容の全部は、まだ公表できませんが、
「心のマッサージマガジン」として、
ゆったりと読んでいただけるように
ほかにもたくさんパワフルな企画と趣向を凝らしております。
他誌では読めない、
いのちのミステリーがぎっしり詰まっています。
楽しみにお待ちください。
もちろん、小誌の最高顧問である帯津良一先生が、
珠玉の巻頭言原稿を送ってくださいましたので、
患者さんもご家族も必読です。
今発売中の「いのちの手帖」第3号の巻頭言では
「文豪・夏目漱石の死生観」と題して、
生命の躍動に満ちた
スローヘルス・メッセージを書いていただきましたが、
こんどの「いのちの手帖」の巻頭言の題目は
「五木寛之さんは、養生の達人」です。
ご存知のように、先般、おふたりは
共著「健康問答」を発刊して、
すでに20万部のベストセラーになっております。
その秘話からはじまって、軽快な筆致で、
新しい養生の極意が明らかにされます。
第3号の巻頭言を読んだ読者ならお分かりの通り、
帯津医師は「死んでも自分はある。死後こそ本当の生なのだ。
この世はそのための助走路に過ぎない」と述べています。
五木さんの持論は「明日死ぬとわかってもするのが養生だ」です。
ですから、次の「いのちの手帖」の巻頭言がどう展開するか?
ただ病気を防ごうという消極的な養生ではいけない。
より積極的な養生=攻めの養生法に転換することで、
からだだけでなく、心も魂も、いのち丸ごと、
いきいきと躍動的に生きよう――
そうしたパワフルな提案ですから、
帯津ファンも、五木ファンも、
ぜひ次号を楽しみにしてください。
さて、わくわくするような原稿を拝読しながら
次号「いのちの手帖」の編集作業ができることは、まさに至福。
知らず知らずのうちに
元気のエネルギーが高まる気分となりますが、
そうしたとき、やはり、スローヘルス研究会を
いつも温かく支援してくださっている
エッセイストの鮫島純子さんから、
一冊の雑誌が送られていました。
鮫島さんは85歳にしてますます健筆なのです。
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