元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1687回
体にいいことしてますか?(2)

いま発売中の「いのちの手帖」第3号の特集
「体にいいことしてますか?」の抜粋紹介の続きです。
いまの西洋医学では治せない難病克服や、
病気予防の養生の知恵がたっぷり書かれていますので、
読めばきっと賛同できる事柄が、たくさん詰まっていると思います。

●「からだ、こころ、いのち」
自然に生きる、バランスよく生きる  鈴木美感子
●貧血、冷え性、胃弱、神経症からの脱出法―― 
「塩と健康」について          村上譲顕
●“がん家系”に負けてはいられません・・・
わが嫁さんの玄米菜食一直線         前 成三
●わが疾走記/名馬ディープインパクトと
どちらが長生きできるやら?        樋口榮一

            *

●「からだ、こころ、いのち」
自然に生きる、バランスよく生きる  鈴木美感子

天知る。地知る。己知る。これは、私が小さいころから
ずっと親に言われ続けてきた言葉の一つです。
自分が起こす物事のすべては天も地もお見通しで、
まして、己の心が一番よくわかっている、という意味です。
これを、どんなに良いことも悪いことも
隠しておくことはできないのだよ。
人に見られていてもいなくても、神様はちゃんと見ているし、
何よりも自分の心が一番よく分かっていますから、
というふうに私に事あるごとに聞かせてきました。

私は息子が先天性の病気
「ヒルシュスプルング病」を持って生まれたことで、
たくさんの経験と想いを積んできました。
関根進さんとの共著
「ガンは食べて治す」の中にも書いていますが、
この本を書いた時にはまだ達観できない部分もあり、
病名は公表しませんでした。

今はいろいろな視点からこのことをとらえることが出来、
誰に、ということではない感謝の気持ちが溢れ、
今までの囚われやこだわりが手放されました。
15年前に長男が生まれ、
それまでの生活や考え方がガラッと変わりました。

生後すぐにNICU(新生児集中治療室)に入ったり、
生後6ヶ月で手術をしたり、また、アレルギーも持っていたため
2歳を過ぎるまで経管栄養だったり。
そして、そのほとんどの時間を病院で過ごし、
心臓や肝臓の重い病気を持ったお子さんと
その母親の姿を見せられました。

2歳のときには3回手術をしましたが、
できるだけ予後が良い状態になるようにと、
気功を勉強したり操体法を勉強して息子に手を当てたり、
自分なりに得た知識を応用しながら接しました。
小学校に上がるころには、
息子よりもずっと軽い症状だったお子さんよりも経過がよく、
お医者さんもびっくりしていました。
息子が先天性の病気「ヒルシュスプルング病」を持って生まれたことで、
たくさんの経験と想いを積んできました。

実は、2歳で経口栄養(離乳食)が取れるようになってから、
口から入る食べ物に気をつけるようになったのです。
せっかく口から物を食べることが出来るようになったのだから、
体の一つ一つの細胞を最高の状態にしてあげることで、
免疫力も自然治癒力も上がるのではないかと考えました。
ならば良い細胞を作るような食事をすることが
一番だという結論に達しました。
この辺の経過は著書に書いていますが、息子の病気がもとで、
導かれるように食の大切さも知ることになったのです。(以下略)

          *

そして、食事療法だけでなく、
いかに「からだ、こころ、いのち」の
バランスをとるスローヘルスの積み重ねが大切か?
その心境が切々と綴られていますので、
ぜひ、手にとって読んでみていただきたいと思います。


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2007年4月10日(火)

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