元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1676回
自然の力をいただきま〜す!

「春には私たちの体のエネルギーは自然と同様、
冬のあと弛み(ゆるみ)はじめます。
そこで新芽類や葉菜、野草など上昇するエネルギーを持つ
春の食品を食べ始めますし、
美味しく感じるのです」――、

いま発売の「いのちの手帖」第3号の好評連載=
野口節子さん
(島村トータルケアクリニック・穀物菜館館長・栄養管理士)
による「体にやさしいマクロビオティック料理教室」の
「春はイキイキした「目覚めの季節」
自然の力をいただきま〜す!」という特集の話の続きです。
前回に続き、
そのレシピのさわりを紹介しましょう。

               *

調理法は蒸す、短時間の煮物、軽く炒めるなどに、
味付は塩、しょうゆ、味噌などやや少なめに、
漬ける時間を短くした漬け物にしていきます。

今回は、お客様に喜ばれる、ちらしすしを中心に
《春のおもてなしメニュー》を紹介しますが、
さらに“畑のお肉”といわれ、
からだをヘルシーに整える
《大豆製品を使った簡単レシピ》も掲載しますので、
春の旬=自然のパワーをたっぷり愉しんで、
美味しくいただいてください。

《春のおもてなしメニュー》
●ちらしずし〜
すし飯には梅酢だけを使いました。
甘みの欲しいときにはおろしりんごや
りんごジュースを梅酢と一緒に使うとよいでしょう。

【材料】(4人分) 
玄米 2カップ、水 2と2/5カップ、
塩 小さじ1/5杯、梅酢 大さじ2杯、
(具)高野豆腐 1枚、油揚げ 1/2枚、
かんぴょう 1m、干ししいたけ 中2枚、
にんじん 40g、だし汁 4/3カップ、
塩 小さじ1/2、しょうゆ 小さじ1

【トッピング】
☆れんこん 50g、酢を加えた 水 適量、
白梅酢大さじ1、水 大さじ1、きび糖 小さじ 1/2 
☆にんじん(さくらの花型)少々、塩 少々 
☆白ごま 大さじ3 
☆くこの実(水で戻す)適量 
☆さやえんどう 適量

【作り方】
(1)籾殻を取り除き、よく洗い水を切った玄米は普通に炊く。
(はと麦を加えるとさっぱりとしたご飯になる)
(2)戻した高野豆腐、干ししいたけ、かんぴょう、にんじんは
小さめの短ざく切りにする。
鍋に材料を入れ、だし汁を加えて煮る。
材料が柔らかくなったら塩、しょうゆで味をつける。
(3)いちょう切りにしたれんこんは酢を加えた水を沸騰させ、
サーッと茹で、白梅酢、水、きび糖を加えた酢につける。
(4)10分ほどして蒸らした玄米ご飯に梅酢を振り入れ。
(2)を入れ切るようにして混ぜる。
(5)器にちらしずしを盛り、
白すりごまをかけ、れんこん、にんじん、
さやえんどう、くこの実を散らす。

           *

明日は、「豆腐の照り焼き」
「小松菜からし和え」「わかめとエノキのすまし汁」など、
春の旬を活かした、
野口さんのイキイキ・レシピを紹介します。


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2007年3月30日(金)

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