元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1662回
花冷えと体調不良

寒い冬が終わって、ようやく桜が咲くころになると、
突然の寒風で冬に逆戻りしたような気温が低い日が続きます。
『花冷え』と言います。
移動性高気圧と低気圧が交互にやってきて、
天候が不安定になるからです。
気温の差が大きいので、こうした季節の変わり目には、
体調を崩さぬよう十分に注意してください。

この連載コラムや、拙著「ガン延命学新書」では、
からだの冷え、こころの冷えが、
ガン再発の最大の敵だと指摘してきました。
おさらいをしますと、以下のような注意事項です。

            *

第25則 体も心も「冷えは万病のもと」 
「からだの冷え、こころの冷えを少なくする」環境に
身を置くことをまず心がけることが、
延命力アップの近道なのです。
なんだ、そんなことかと思うかも知れませんが、
これがアタマで分かっていても、
闘病中に持続、実行することが、なかなか難しいのです。
もちろん、大学病院の医師は、大量に抗ガン剤を入れること、
服用することは教えてくれますが、
こうした、なにげない、
スローヘルスな延命法の基礎は教えてくれません。

ガンは「冷えが大敵」「冷えは万病のもと」なのです。
人間の平熱は36度ですが、
これが0.5度下がるだけで、
免疫力が40%下がるという報告もあります。
とくにガンの患者さんは、冷えは死に近づくことだと、
キモに命じておきましょう。

なぜ、大量の抗ガン剤を浴びることは、よく免疫力を下げる、
副作用が怖いと警告されるかといいますと、
筆者の体験から言っても、体ばかりか、生きる気力も失わせる、
心身の冷えのもととなるからなのです。
体を温めることはもちろん、
また、いつも心にトキメクような状態に持っていく・・・
身も心も温かくすることが、
延命のエネルギーを回復させる秘訣なのです。
たとえ、からだの痛みや心の傷に耐えられなくても、
これ以上の悪い状態はないと思って、
小さな希望を少しずつ持ちましょう。
不思議と心身が冷えから温かみに変わってくるものです。

古来から『冷えは万病のもと』といわれます。
退院後、せっかく、
食事療法や代替療法を続けて回復したというのに、
とつぜん、症状が悪化して亡くなるケースがあります。
いろいろ調べてみると、大抵が、季節の変わり目、
とくに寒さが厳しくなる11月ごろから2月ころに、
アクシデントが多いのです。(略)
体を冷やさないように注意してください。
昔から「冷えは万病のもと」といわれますが、
ただ薬や検査にたよるだけではなく、
なにはさておき「冷え」予防に心しましょう。
病人の体温が下がることは死に近づくことを意味します(以下略)

           *

また、にんじんジュースによる難病、
慢性病の治療法などでは有名な、
石原結實医師も「病は“冷え”から」と言った著書で、
「ほとんどの病気は、体温の低下がもたらす生活習慣病であり、
体を冷やす生活習慣を改善すれば防ぐことができる。
体を温め、健康な生活習慣を身につける」
ことが大切だと強調しています。

風邪などを引いて症状が悪化してから、薬漬けになるのではなく、
「転ばぬ先の杖」で、いつもからだを冷やさないように、
また、ストレスでこころを冷やさないことが、
春からの再発防止、健康維持の賢い知恵なのです。


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2007年3月16日(金)

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