元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1647回
「いのちの手帖」で心トキメク

「心のマッサージ・マガジン」と命名して、
昨年から出版している
僕たち、スローヘルス研究会の会報雑誌「いのちの手帖」ですが、
ガンの患者さんだけでなく、
この長寿時代を「ゆったりと元気に若生き」したいと考える
多くのご家族のみなさんからも支持をいただき、、
全国から問い合わせや購読申し込みが増え続けています。

おかげさまで、3月10日に、第3号・春夏特大号を
お届けできることになりました。
著名作家の先生、ジャーナリストのみなさん、
患者や家族の方々、そして愛読者のみなさんから、
たくさんの寄稿をいただき、またまた16ページ増。
本号は140ページの特大号となりました。

創刊号に続いて、86歳にして、
ますます矍鑠(かくしゃく)たる
文壇の重鎮・安岡章太郎先生からは
「ぼんやりした不安」と題した、
自らのメニュエル氏病との闘いを通じて、
芥川龍之介、
さらにサルトルの思想の系譜を逍遥する珠玉のエッセイ。
そして、中国大陸の経済発展を誰よりも先に先見し、
八面六臂の大活躍をされている邱永漢先生からは
「金言名句――健康五原則、
年をとってから事業に失敗しない」と題する
「いのちとお金」に関わる、とても大切な知恵をいただきました。

みなさんご存知の通り、
安岡章太郎さんは芥川賞、
邱永漢さんは直木賞、
おふたりとも、現役最長老で活躍されている大作家です。
ちょっとした文芸誌や総合誌では読むことが出来ない
豪華な顔ぶれです。
「心トキメク」エッセイは必読です。

ちなみに、「心のときめき」こそが、
いのちのエネルギーの源である・・・とは、
この会の最高顧問で、
来る、新しい医療=ホリスティック医学の先駆者である
帯津良一先生の持論です。
「『自然治癒力』を主役とするホリスティック医療」の
最近のキーワードが「人生の旅情」にある=
「“人生の旅”のトキメキ」であるとは、
まえに、このコラムも、僕たちのスローヘルス研究会で行われた
帯津博士の年頭講話の紹介の中で触れました。

人生の旅の中で、なによりも『心トキメク』ことが大切だ、
心トキメク、小さな爆発を起こすからこそ、
「いのちの場」が躍動するわけで、
フランスの哲学者、アンリ・ベルクソンの言っているように
いつも心に「感動の小爆発」を起こすことが、
いのちのエネルギーを高めることだ――、
それは身体だけでなく、
「体と心と魂」のトータルなつながりを見て、
それぞれの生命場エネルギーを高めることだ――
というメッセージです。

その帯津良一には、「文豪・夏目漱石の死生観」という、
死をも乗り越える、
希望に満ちた巻頭言を書きおろしていただきました。

まずは、この3人の人生の先達による、
「いのちの知恵」を読んでいただき、
これからの心のよりどころとしていただきたい、
日々の「心のときめきの糧」としていただきたい、と願っています。
これからは、しなやかに=スローヘルスに生きることが
一人ひとりの賢い知恵です
ポケット版の小さな雑誌ですが、
「いのちの手帖」第3号も
「心のマッサージ・マガジン」として、
気軽にゆったりとお読みいただきたいと考えております。


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2007年3月1日(木)

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