第1636回
なぜ担癌外科医は手術を避けたか?
僕たちが交流懇親会でお会いした、
自らガンを克服した医師の方たちの話の続きです。
手術を避けて放射線と抗ガン剤、
さらに食事療法や天仙液療法で大腸ガンを克服した
許達夫(台中市林新医院医療副院長)さん、
胃ガンから肝臓ガン転移を克服した、
呂樹炎(慶霖診所院長、大腸直腸外科医)。
そして、台湾の教育界、政財界の重鎮で、
胃ガンから肝臓ガン転移を克服した、
気功や占術に詳しい
蘇仁宗(財団法人・重仁文化教育基金会董事長)・・・などなど、
そうそうたる体験と経歴の持ち主のみなさんから
まず話を伺いました。
面白いことは、みなさんが共通して、
西洋医学の権威でありながら、
わが身のガンを救うために手術を避ける――、
単純に手術を選ばない――、
東洋医学と西洋医学の長所を積極的に取り入れる――、
「ガン統合医療」の道を選択して、
ガンからの生還に成功したという証言が続いたことでした。
許達夫(台中市林新医院医療副院長、
脳神経外科専門医)さんは昨年10月に来日し、
東京の国際医学セミナーでも講演をされ、
このコラムでもその内容は紹介したことがあります。
手術を避けて放射線と抗ガン剤、
さらに食事療法や天仙液療法で
大腸ガンを克服して5年です。
「わたしの大腸ガン・克服記――、
穀物菜食・食事療法の効用は
助消化、促排毒、抗酸化にあり」
という、来日講演の内容は、
「いのちの手帖」3月号に収録しましたので、
詳しくは省きますが、
その日も、つやつやした元気な顔色で現れました。
つぎに証言をいただいたのは、
蘇仁宗(財団法人・重仁文化教育基金会董事長)さん。
胃ガンから胆管、胆嚢にも転移した、
いわゆる肝臓ガンの患者さん。
大学教授であり、気功、タロットカードなど占術の達人で、
その先見性から政財界人のアドバイザーとして
信認の厚い人だそうですが、
これまた顔艶ぴかぴかの恰幅のよい方でした。
胃ガンは手術したが、
昨年、胆嚢、胆管、肝臓に転移が分かり、
手術をやめて天仙液療法を選び、回復したというのです。
「ガンと分かったら、チャンスを逃さない、
的確な“判断”が大切だ」と強調していました。
2004年、ガン宣告されたときから
いろいろ最新情報を収集したが、
肝臓ガンに転移したときは、
手術、抗ガン剤、放射線は使わないと、
すぐに決断したというのです。
つまり、生活の質を変えることを判断の基準とした。
骨への転移も疑われ、
天仙液の開発者・王振国先生の珠海の病院まで出かけ、
最新検査と治療を受け、うまく行ったケースです。
「楽しくない100日より、楽しい1日」を選んだのが、
生還のヒケツだというのです。
もちろん、「蘇先生は、治療法を得意のタロットカード
占術でも判断したのですか?」と問えば
「その通り、ピタリでしたよ、ハッハッハ」と
ジョークも忘れない明るい人でした。
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