元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1620回
「有難う」という心境を作り出す

「スローヘルス研究会」の新年会で行われた、
帯津良一博士の年頭特別講演に続いて、
83歳にして、随筆もたくさん書き、
絵やダンスも愉しんで、矍鑠(かくしゃく)とした、
さわやかな人生を送っておられる
エッセイストの鮫島純子さんの
「私のトキメキ」とでも、題したくなるような、
素敵な挨拶の続きです。

 *

プロの聖者といわれるような方は
よく瞑想をなさいますが、
私も瞑想はしますが、
長時間、瞑想するのが苦手なもので、
日ごろ、瞑想という、宇宙のパワーと
コンタクトする作業をしていけばいい、
しょっちゅう、有難うという心境を
作り出すことがいいことだと思って
続けているわけです。
そういうことをしていると、
前の自分のよりいいなと感じて、
そんな自分にトキメイております。

この間も重い水のバケツを持ち上げて、
ぎっくり腰になりまして、
思わず「有難う」といってしまったのです。
それで、自分の言葉に引き出されて
どうして有難うといったのだろうと考えました。

いままで、こんな痛い目にあってこなかったことに有難う、
また、いままで痛い目にあった人への思いやりが
無かったことに気づかせてくれて有難うと
感じたわけです。
そして、ぎっくり腰になっても、
こうして感謝している自分に
有難うといっているうちに、
ぎっくり腰も治ってきたのです。(笑い)

よく脳内エンドルフィンですか?
プラスアルファしたときに思わぬ自然治癒力が
引き出されるということを聞きますが、
ああ、こういうことなんだなあと感謝しました。
まえの自分より感謝が出てくる・・・、
こうした自分に有難うございますと
思うようになりました。
これが、最近の私の「トキメキ」です。
有難うございました。

 *

年頭に当たって、
帯津先生からは「人生の旅情」を大切にしよう――
また鮫島純子さんからは
「有難う」の気持ちで過ごそう――、
という、二つのキーワードをいただいたわけですが、
冒頭で紹介した、僕の鮫島純子さんに捧げる
「ときめきの想い」
はフラれてしまったことになりますが(^0^)、
冗談はともあれ、
僕たちは、ほんとうに
しなやかな人生を過ごされている、
素晴らしい先輩を持ったことになります。

新年早々、とても幸せなことだと感動しながら、
おふたりの話を聞かせていただきました。
もちろん、会場のみなさんも、
ときに爆笑を交えながら、
帯津先生や鮫島さんの話をメモしたり、
ほほを輝かせて聞いておりました。
帯津先生のいうように、
会場全体が「エンパシー(共感)」の波に包まれ、
「いのちのエネルギーの高まる場」となったわけです。


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2007年2月2日(金)

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