元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1319回
盛況! 春のスローヘルス研究会

4月5日、午後6時から東京・新宿の
「銀座アスター・新宿賓館」にて、
春のスローヘルス研究会が開かれました。
今回は、季刊「いのちの手帖」創刊記念を兼ねても催されたので、
100人近い出席者で会場が埋まりました。
帯津良一博士からは、
この長寿難病社会は、まさに「いのちの時代」の到来というわけで、
小誌「いのちの手帖」の役割に期待しているという
力強いメッセージが参会者のみなさんに伝えられました。
「これからの医療は、
 ただエビデンス(証明性)だけを基準にするのではなく、
 それぞれの心身に宿る“生命の躍動”を重視する、
 哲学者アンリ・ベルグソンの思想に着目する時代です。
 養生とは死ぬことが分かっても一所懸命にやるものなのです」

ちなみに、フランスの哲学者
アンリ・ベルグソン(1859−1941)は
著作「創造的進化」の中で、
“生命は常に進化を続ける。
 その純粋に持続する生命活動の底流に
 絶えず流れるエネルギーこそ、
 まさにElanvital〈エランヴィタール=生命の躍動〉だ”
といっております。
これが帯津医師の提唱するホリスティック医学の真髄であり、
また、僕たち患者が目指す「スローヘルス」のよりどころ、
理論支柱でもあるわけです。

もちろん、当日は、
立食で中華料理に舌鼓を打つ会でありましたから、
小難しい話ばかりでなく、
「いのちの手帖」に執筆した患者さん、家族のみなさんを中心に、
フランクな情報交換があり、和やかな懇親が続きました。
以下、当日の式次第をまとめて報告しておきます。
                *
<第一部> 

*より懇親を深めるために〜 午後6時開会 
    司会 坂本万太郎さん(鰹報列車)

●挨拶   
 関根進(スローヘルス研究会会長・「いのちの手帖」編集長)
 ・出席執筆者の紹介
 ・さらに、故・土屋繁裕医師の遺志を受け継いで再開した、
 ガン専門相談所「キャンサーフリートピア」の新スタッフの紹介。
 土屋繁之医師(繁裕医師兄) 土屋広見さん(繁裕医師夫人) 
 三好立医師(前・福岡大学第2外科) 岡田里香秘書。

●世話人挨拶 藤野邦夫さん(翻訳家) 
 当会の常連メンバー。ガン医学書翻訳も多数。前立腺ガン克服。

●来賓挨拶 境健一郎さん(かんき出版・社長)
 公私にわたりスローヘルス研究会の歩みを知る人

●発起人挨拶&乾杯 逸見晴恵さん(エッセイスト)
 常連メンバーであり故・土屋繁裕医師の盟友。
 夫君・政孝氏は13回忌。

 ・・・・・・・・会食&懇談・・・・・・・・・・・・

<第2部>

*「いのちの手帖」創刊に期待して〜  午後7時
司会 阿部剛さん 佐藤祐二さん

●創刊記念挨拶&講話  
 帯津良一先生
 (帯津三敬病院名誉院長・日本ホリスティック医学協会会長)
「いのちの時代へ! ベルグソンに学ぼう」・・・

 ・・・・・・・・・・会食&懇談・・・・・・・・・・・

●来賓・執筆者の挨拶   
 三好立(みよしたつ)先生(キャンサーフリートピア担当医師)
 袁正華(えんせいか)先生(中国・長春中医学院大学前教授)
 塩澤実信(しおざわみのぶ)さん(出版評論家
 宮崎ますみさん(女優)
 福井正勝さん(B&Sコーポレーション社長)

 ・・・・・・・・・・会食&懇談・・・・・・・・・・・・・

●ビンゴゲーム 
 【ヘルシー景品の提供】
 潟Vガリオ、 鰍a&Sコーポレーション、 
 旧テ代米 浦部農園、月向(げっこう)農園、 
 マグノリア、 滑Cの精

●8時半・中締め
 世話人挨拶 
 河村季里さん(作家・K&Sパブリッシャーズ社長) 
           当会の設立メンバーの一人。

創刊記念パーティでスピーチするキャンサーフリートピアの
新任医師・三好立先生(写真右)。
写真左は帯津良一先生。

 


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2006年4月7日(金)

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