第1303回
病院も医師も変わるときだ
新雑誌「いのちの手帖」の巻末に大特集した
「もうひとつある ガンの治し方革命」という
ホリスティック医学の権威である帯津良一博士と、
中国の複合漢方薬・天仙液の開発者・王振国医師との
特別対談の抜粋の続きです。
*
王 昔、帯津先生が孤軍奮闘で
中西医結合の病院を開設され、
その研究のために、
私どもの長白山の研究所にお越しになりました。
私も先生の川越の病院に2度ほど訪問させていただいたのは、
いまから、16年程前のことになります。
そして、市の衛生局の役人を辞めて、
漢方複合薬の天仙丸、
やがて、天仙液の開発に乗り出すのですが,
本格的に乗り出したスタートが1983年です。
帯津 いまでは、
お互いに、ガン統合医療の国際セミナー
などで講師を頼まれます。
大抵が、私のつぎの順番が王さん
ということになっている場合が多いので、
演壇のソデですれ違っては、
ちょっと挨拶はかわしますが、なかなか、
じっくりお話しする機会がなかったので、
今回は、お互いの「格闘」の成果はもちろんですが、
これから「病院がどう変るのか?」
「医師がどう変るべきか?」「患者がどう変るのか?」・・・
多くのガンの患者さんと家族のみなさんが
待ち望んでいる「ガン治療革命」のあり方に
ついて大いに語り合いましょう。
王 ともあれ、世界の各地で
「人間の臓器をみるだけではガンは治せない」
ことがだんだん分かってきましたからね。
さきほど、帯津先生に中西医結合を目指す、
私どもの病院
(注・中国・広東省珠海市の振国腫瘍康復医院)を
視察していただきましたが、
のちに詳しく話に上るでしょうが、
この病院では、末期の患者さんに、
改良天仙液の「大量投与療法」と、
精選抽出の漢方生薬・注射液による「介入療法」を
併用しており、
国内ばかりか海外からも
多くの患者が駆けつけるようになりました。
帯津 昔から王先生は
アイディアマンであり、
熱意に燃えている人だと思っていましたが、
今回、改めて漢方薬開発の「格闘」について伺い、
また、この珠海市の新しい病院の施設を見せていただいて、
この道一筋、患者を第一に考えた
「治療の場」をどんどん広げている。
その情熱と成長振りに本当に敬服しました。
*
というわけで、詳しく知りたい人は
対談を読んでほしいわけですが、
では、おふたりが目指す、
これからの病院=患者の家のあり方とは
具体的にどのようなことを実践しているのか?
次回、このあたりの対談の抜粋を紹介します。 |