第1301回
もう一つあるガンの治し方革命
いまこそ、人間丸ごとの調和を診る、
からだ、こころ、いのちの
ホリスティックな医療の組み合わせが
ガン患者から待ち望まれている――、
発売中の季刊「いのちの手帖」創刊号では、
著名な作家やジャーナリストの随想や、
キャンサー・サバイバー(ガン生還者)のみなさんからの
患者学的体験記録だけでなく、
30ページの大特集「もうひとつある ガンの治し方革命」という
ホリスティック医学の権威である帯津良一博士と、
中国の複合漢方薬・天仙液の開発者・王振国医師との
特別対談記事を掲載した――、
という話の続きです。
「これからの患者はもちろん、医者も病院も、
人間丸ごとの治療発想に切り替えるべきだ」
というわけで、この対談は、忙しい最中、
帯津良一医師が、中国南部・珠海市の
王震国医師が経営するユニークな病院を訪問。
6時間に及ぶ徹底対談の末に実現したものです。
すでに、「いのちの手帖」創刊号を購入された方は
通読されたと思いますが、
対談の意図するところを、
司会役を賜った僕が、
前書きに書いておりますので、
そのさわりを抜粋しておきます。
題して
「対談を読む前に『いのちの福音書』として読み進んでください」
という一文です。
*
はたして、いま,ガン患者にとって悔いのない
「治療の場」が得られているのでしょうか?
そこで、もっとも人間らしい医学として
注目を集めているのが、
人間の心身の全体を見る「中国医学」と、
臓器や細胞の細部を見る
「西洋医学」の両者の統合を図った
「中西医結合医学」という考え方です。
それも、ただ西洋医学と中国医学、
西洋医学と代替療法を「足し算」しただけの統合的な治療ではなく、
より心身全体のつながりを見る、
まったく新しい「ガン治療革命」の考え方=
ホリスティック医学の発想に、
患者の期待が集まってきたと思います。
というわけで、この新しい医学発想では、
理論的にも実践的にも、もっともふさわしい二人の
先駆的な医師の顔合わせが実現しました。
一人は外科医でありながら、
この四半世紀――、代替療法、中国医学、統合医学、
ホリスティック医学の最前線を、孤軍奮闘で切り開いてきた
帯津良一博士(帯津三敬病院名誉院長)であり、
もう一人は、中国のナンバーワン医師で、
漢方複合薬・天仙液の開発者として有名な
王振国医師(長白山薬学研究所所長)です。
帯津博士は、これからのガン治療は、
「からだ、こころ、いのちの人間を丸ごと見る医学だ」
「患者と家族と医療関係者が
いのちの場のエネルギーを高めることが大切だ」
と説いております。
また王振国医師は
「1+1=2ではなく、3にも4にもなる
付加価値の高い医療を目指す」
と述べておられます。
*
30ページに及ぶ、この対談には、
複雑化するガンと、その治療に対する
新しい発想法がじっくりと語られていますから、
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
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