元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1031回
「梅根性」こそ養生のコツ

じとじとと蒸し暑い季節でも、
毎朝の「梅醤番茶」を、
2杯も3杯も飲むことを欠かしません。
まず、体を温めることから
一日をはじめる――
という、僕の「梅雨時の食養生法」の話の続きです

さて、僕が「梅醤番茶」に愛用している梅干は、
和歌山「月向農園」の有機の南高梅のうち、
以下の2種です。

「昔からのすっぱい梅」(塩分18%)
原材料は、
南高梅・しそ・天然塩(沖縄産シママース)
天然塩は、沖縄の海水から作られたもので
ミネラルが豊富で、ほのかな甘味があります。

「極上月向」(塩分10%)
原材料は、やはり
南高梅・しそ・天然塩(沖縄産シママース)
「合成調味料」「合成保存料」「合成着色料」は使用しない、
その天然調味料が、うまみの源のようです。
・リンゴ酢(リンゴ果汁から作った酢)
・昆布エキス(昆布から抽出したエキス)
・糖類(水あめ、砂糖)
・発酵調味料(米と麹から作った調味料。日本酒のようなもの)
・ユッカ抽出物(天然ユッカ(植物)から抽出した物) 
・たんぱく加水分解物(トウモロコシから作った調味料)
 ※ 遺伝子組換えトウモロコシは、使用せず。

「極上月向」の方は、甘みがありますから、
その日の気分によって、
この2種類を使い分けて、
「梅醤番茶」を毎朝、楽しみつつ、
梅雨時の食養生法の基本としているわけです。

「すりおろしたショウガ」少々、
「醤油」小さじ1/2を入れ 
梅干1個をほぐしたところへ
濃い目に沸かした、
熱い「三年番茶」を注ぎいれる――、
これは前にも説明した梅醤番茶の作り方ですが、
飲み終わった梅干の残ったカップには、
リブレフラワーという(株)シガリオ製の
玄米全粒粉を大匙3杯ほど入れて、
これに熱湯を注ぎ、
「玄米スープ」としていただくわけです。
僕の朝食はこれだけです。

さて、「月向農園」のホームページには、
それこそ、梅にまつわる薀蓄話が
ぎっしり詰まっていますが、
「梅は、梅干にしても梅肉エキスにしても、
 煮ても焼いてもまだスッパイことから、
 頑固でなかなか変わらない性質、
 いい意味では頑張り屋さんのことを
 梅根性(うめこんじょう)」というそうです。

ガンに負けない養生法の心得とは、
この「梅根性」といったらよいでしょう。
化学薬や手術にたよるだけでなく、
日ごろの生活習慣の改善、
そして「頑固に続ける」ことが養生上手のコツです。
「持続こそ健康の素」
「努力なくして健康なし」――、
この養生格言を忘れずに、
梅雨時を乗り切りましょう。


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2005年6月23日(木)

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