元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第856回
「いのちの手帖」はこうして誕生しました

「帯津良一のがんに打ち克つ〈いのちの手帖〉」
(帯津良一・監修 関根進・著 二見書房)の
「あとがき」の抜粋の続きです

          *

ところで、ある日、突然のことです。
かつて、退院直後にガン再発の危機に瀕したとき、
いちはやく、帯津医師を紹介してくれた友人で、
編集者でもある企画者104の
横田誠さんの訪問を受けました。

その折に
「関根さん、
 ひとりのがん生還患者の闘病体験としてではなく、
 帯津先生の治療真髄である
 “いのちのエネルギーの場”を全国に広げ、
 多くの患者と家族、そして医療関係者の
 “いのちのバトンタッチの輪”をつくるような、
 勇気の湧く、ガンのガイドブック、
 いや、癒しに満ちた“いのちの手帖”を作ってくださいな」と、
出版の提案があり、
とうとう本書が誕生したことになります。

もし、編者が、ガンとの闘いの中で、
帯津医師をはじめとした
心ある医師や医療関係者、
そして、いのちの大切さを教えてくれた
多くの友人たちにめぐり合わなければ、
“100人に20人しか助からない”といわれる、
むごい食道ガンの手術をもろに受けて、
おそらく、合併症や副作用で、
筆者はここまで延命できなかったと思っております。

こうした“いのちのバトンタッチ”を果たすための
「帯津良一のいのち手帳」という、
意義ある編集作業のお手伝いもできなかったことになります。

幸いにも、筆者は、5年生存率、
いや再発も転移もなく“5年健存率”もクリアでき、
とうとう7年目を迎えることができたわけですが、
この間、食事療法を大切に考える
スローヘルス(しなやかな健康)懇親研究会という
患者組織も継続させてもらっております。(略)

というわけで、微力ながらも心血を注いで
“いのちのバトンタッチ”の役割を果たすことができました。
同時に、残念ながら、
先にいのちを全うした多くの同僚たちの日々にも思いをはせ、
また、さまざまな人たちとのご縁に感謝しつつ、
本書をお手元に届けたつもりです。
あなた自身が生きる勇気を確かに持ち、
家族のみなさんと協力して、
あわてず、あせらず、じっくりと、
治療設計、養生設計、
さらに人生設計を組み立てていただくためにも、
この手帖を愛用してください。
 
スローヘルス研究会会長
中国・長春中医学院大学名誉教授 関根 進 

          *         

「がんに打ち克つ〈いのちの手帖〉」は
こうして誕生しました。
ぜひ、お読みください。
生きる勇気を奮い立たせる
いのちの手帖です。
イザというときに役立ててください。


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2004年12月30日(木)

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