元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第794
患者本位のガン番組が増えてきました

スローヘルスの会では、
ガンに勝つには、
むやみに医師に頼らない、
患者が主役の発想を持って、
患者、家族、医療関係者が手をつなぎ、
「生命場エネルギー」を高めるようにしようと、
しなやかな患者学運動を推進してきました。
つまり「命のバトンタッチ」の輪を
患者自身のまわりに、しっかりと作る発想法です。
患者と家族が納得のいく、
闘病設計を組み合わせていく
「合わせワザ」患者学をすすめております。

もちろん、こうしたスローヘルスな(しなやかな)
健康法については、
僕たちだけでなく、
多くの賢い患者さんや家族の皆さんが増えてきて、
いま患者本位の会やNPO団体がいくつも出来ています。
賢い患者学とは、
むごい拡大手術や
抗ガン剤大量投与で苦しんだ患者なら
誰でもが気づく闘病発想なわけで、
300万人といわれる、
ガン患者の中に、
心身に優しい治療法を組み合わせて、
納得しながらガンとともに仲良く付き合って
元気を回復している賢い患者さんたちが増えてきたことは、
とても喜ばしいことだと思っています。

これまでは、ガン治療の現場を、
ガンは不治の病だ、
可哀想な病気だ、と
涙と感動の苦悶の患者ドラマとしてばかり取り上げてきた
テレビ番組も、
やっと「ガンを克服するには患者の知恵が大切だ」という
傾向に変わってきたようです。

NHKテレビの朝のワイド番組・
「生活ほっとモーニング」でも、
去年の秋から、シリーズ「がんとともに生きる」
という番組が続けられ、
20人を超える患者さんたちが
貴重な体験を語っています。

みなさんも見たかもしれませんが、
先日は、「患者パワーが医療を変える」というタイトルで
乳ガンで亡くなった
エッセイストの田原節子さんが、
亡くなる直前まで設立を訴え続けていた
「日本乳がん治療ネットワーク」などが紹介されました。
これは来年6月の設立を目指しているそうです。


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2004年10月29日(金)

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