元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第765回
「天仙液の抗ガン作用を証明する」

中国の漢方抗ガン剤・天仙液
「免疫調整作用だけでなく、
 細胞毒殺作用がある」と、
5年間におよぶ、ヒトのガン細胞実験成果を報告した、
台湾大学附属医院・孫安迪(ソンアンディ)医師の話の続きです

孫医師の分析は以下のような方法で行われたものです。

●比較測定材料=天仙液、AHCC,PSK(クレスチン)
  (注・天仙液=漢方薬草と動物性胆汁などを配合した複合生薬
  AHCC=複数のキノコの菌糸体から抽出された機能性食品
  PSK=キノコ系植物性多糖類より製造された免疫治療薬)

●測定方法=(1)リンパ細胞増殖反応
          (2)サイトカインの刺激反応
          (3)ナチュラルキラー細胞活
      そして(4)ガン細胞に対する直接毒殺作用

(1)(2)の実験では、
天仙液はAHCCなどを超える
免疫調整作用がある――
また、(3)(4)では、
多くに種類のヒトのガン細胞の増殖を阻害し、
アポトーシス(細胞死)」を誘発する――として
ガン細胞が次々と壊れていく写真を
30枚ほど公開したわけです。

なんと、K562(血液ガン、白血病)、
MT−2(T細胞株)、U937(リンパガン)
CT26/RT1(大腸ガン)ほか16種のガン細胞を
死滅させることを証明したというのです。

僕自身、食道ガンで入院してから
6年間、天仙液は毎日欠かさず服用しております。
免疫力を高めるとは知っておりましたが、
ヒトのガン細胞実験で、
アポトーシス(細胞死)をかくも誘発するという
研究を見たのは初めてでしたので
いささか驚き、また、これまで続けてきた治療が
間違いではなかったと安堵もしたわけです。

ともあれ、中国政府には公認されている
漢方制ガン剤とはいえ、
成分やその他の事情で、
日本では薬として認められていない
天仙液ですから、
世界の学会での論議はこれから波紋を呼ぶのでしょうが、
この日の孫医師の研究発表は、
漢方薬も併用している患者にとっては、
衝撃的な報告となったわけです。


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