第699回
「ガン治療入門」にたくさんの応募を有難う
ガンを宣告されたら、
誰しも頭が真っ白になりますが、
もう一つ、びっくりすることがあります。
それは「二人に一人がガンに罹る」時代というのに、
この命の変化に対応した
患者本位の医療システムがまったく出来ていないことです。
もちろん、症状差、個人差の強い、
突発性老化難病といったものですから、
擦り傷や感染症のように、
単純に手術したり、化学薬を投与しただけでは、
ガンに克つことが出来ません。
しかし、多くの大病院で行われている
治療の実態はどうでしょうか?
巷間、最良の治療法と喧伝されている、
拡大型の手術、
さらに大量の化学薬の投与が
まだまだ問答無用で押し売りされています。
そのために
かえって患者は免疫力を失い、
副作用と疼痛に七転八倒している――
これが「ガン病棟の真実」ではないでしょうか?
「ガンそのものと闘う」前に、
手術の後遺症や抗ガン剤の副作用で、
苦痛を耐え、寿命を短くする――
これではかけがえのない人生が
めちゃめちゃになるだけでしょう。
ガン宣告即=死ではありません。
ガン手術即=完全治療とはいえません。
誰しもが、ガンにかかってもおかしくない、
この長寿難病時代だからこそ、
患者の心身にやさしい治療システムの提案が、
医師サイドはもちろん、
多くの患者と、患者予備軍のみなさんから
より真摯に見直されるべき時だと思います。
もっと、患者に情報を!
もっと、患者に治療選択の自由を!
いまやガン治療は「情報戦」の時代なのです。
「医師本位治療」から「患者本位治療」に変えよう!
医師と患者の間に「人間本位治療」を取り戻そう!
というわけで、本邦初といってもよい、
「医者と患者がつくった――ガン治療入門」という
いわば100万人患者の「ガン患者手帳」を、
ドクハラ撲滅の活動を続けている、
土屋繁裕医師と共著出版したわけです。
そしていま、
全国の患者と家族の皆さんから、
「プレゼント本」募集に、
たくさんの共鳴メールをいただいております。
有難うございます。
いただきましたメールの一部を
下記に紹介させていただきます。
*
「家族が抗ガン剤の副作用に苦しんでいます。
なんとか別の治療法をと思っているのですが
インターネットでは情報がばらばらでどうしていいのか
わからない状態なのでよろしくお願いします」
「今年一月に父をガンで亡くしました。
何も適切なアドバイスをしてやれなかったことを
後悔しています。
一度、じっくり勉強してみたいと思い、応募しました」
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