元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第689回
夏のスローヘルス懇親会/帯津博士の特別講演より

7月7日の七夕の夜、
東京青山の自然食レストラン「クレヨンハウス」で、
心身に優しい治療について勉強する、
夏のスローヘルス懇親会が開かれました。

当日の特別講師は、
この会の最大の支援者である、
ホリスティック医学協会の会長・
帯津良一博士ということで、
参加者募集後、
あっという間に満席になってしまいました。

出席できなかった多くの方のために、
当日の熱気あふれる模様を何回かに分けて
お伝えしたいと思います。

帯津医師といえば、
20数年前から、西洋医学だけでなく、
気功、漢方といった
代替療法の数々を治療法に取り入れて、
患部臓器を診るだけでなく、
人間丸ごと、つまり、体と心の両面から、
ガン治療計画を統合的に推進。
いわゆるホリスティック医療の日本における
草分けであり、カリスマ的な存在の先生です。

すでに診察を受けた方、
また著書やテレビで、
帯津医師の素顔を知った方の中には、
「先生のふくよかなお顔を見るだけで、心が癒される」
「先生のお話を伺うだけで元気が沸いてくる。
 まさに“笑顔の抗ガン剤”です」
という人がたくさんいます。

僕は、2ヶ月に一度、
帯津医師の病院に行って、
診察を定期的に受けている身ですが、
「顔色いいですね。この調子で行きましょう」
まるでわが家族を抱えるような話し振りで、
患者を迎えてくれます。

当日の懇親会では、
「ガンに克つ! 命、からだ、そして心」
――生命在脚下、希望在心中――

という演題でお話をお願いしたわけですが、
当日のセミナーでの話も、
いつもと変わらずの自然態。

カリスマというと傲慢で
いやな雰囲気の人が多いのですが、
小柄で童顔、ふくよかな笑顔を満面にたたえた
帯津医師が登壇すると、不思議ですね、
会場がじつに心休まるオーラに包まれるのです。
「昔、東大や駒込病院で外科医として勤めていた頃は、
 まさか“心でガンが治せる”などと
 思ってもいなかったのですよ」
と話が始まったのです。
まさに帯津医師の人格丸ごとが、
心身に優しい治療となっているわけです。


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