第666回
なぜ中国株は中年向けか?
なぜ、中国株が中年向け投資なのか?
なぜ、中国株が若返り投資なのか?
なぜ、中国株が初心者向け投資なのか?
これに答えた一問一答記事が
雑誌『経済界』に載りましたので一部を紹介します。
*
―― 中国脅威論や中国崩壊論を煽る向きもあります。
関根:リスクが多い、危ない危ないと言われる中国株ですが、
2001年、2003年と、
実際に儲かった個人投資家がかなり出たのも事実です。
たしかに日本の店頭株より小さな未熟な市場で、
現地ではバクチ投機をする向きもありますが、
情報の少ない海外投資家とすれば、
成長市場特有の「政策主導相場」に注目して、
中長期で臨めば必ず「経済成長の恩恵に預かれる」
という分かり易い市場なのです。
―― では、まだ中国株で儲けるチャンスはある?
関根:少なくとも2008年の北京五輪、
2010年の上海万博まで、
中国政府は国有企業の赤字解消などの国内難題、
さらに人民元切り上げといった対外難問の兼ね合いの中で、
1歩後退2歩前進。
したたかに経済政策を小出しにしてきますから
金流の大変動は3年以内に起こるとみたらよいと思います。
本書の奨める中長期投資のキーワードは
「2007年に備えよ」です。
中国の2007年は本格的自由化の飛躍の年ですが、
一方、日本はどうか?
2007年には200万人の団塊世代が定年を迎える――
50歳以上が5千万人という
本格的な高齢社会に突入します。
年金改革も泥沼。
国も企業も老後を守ってくれない
長寿熟成社会となりますから、
自分でお金を稼がねばならない時代になる。
ところが低迷の日本株は
まさに機関投資家主導の利食い売り相場と化していて
個人はなかなか儲からない。
「お金は若くて勢いのよい市場に集まる」―
これは経済の原則ですから、
一人一人の人生設計、資産設計を図るためには
「中国株に中長期投資のチャンスあり」と見るのが
正解でしょう。
―― なぜ中国株は中年シニア向けなのですか。
関根:中国株は未熟な市場ですが、
信用取引がなく、高配当や無償増資がある――
つまり初心者向きというか、
むしろ、株に慣れていない
中年向きのリスクの少ない利点もあるのです。
私はこの本を単なるシニア向けの投資指南本ではなく、
アンチエイジング読本=若返り処世本として書きました。
なんとか人生を「元気よく攻めたい」と願う、
40代、50代には最適のマネーゲームだと思っています。
―― 数ある中国株の中から、
これはという銘柄をどう選別したら良いのでしょうか。
関根:私は“3段ロケット式投資法”をお薦めします。
狙いは〈好業績〉、〈高配当〉、〈高増資〉で、
具体的な推奨銘柄の一覧も掲載しています。
*
さあ、みなさんはどう考えますか?
もし、こうした投資発想や処世発想に
賛同できるようでしたら、
いちど、書店か図書館で
拙著「シニア成金に挑戦! 攻める中国株」
に目を通してみてください。
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