元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第572回
切らずに「5年健存」を掴む法

食道ガンを
「切るべきか? 切らざるべきか?」について、
数回に渡って、最近情報を検討してきました。
しかし、いずれにしても
「切れば完治」というものではありません。
まえに書きましたように、
免疫力の下がった分、
喉の接合不全や舌、顎、首、
そして肺や脳への転移も起ります。
また、僕のように大量の放射線を
食道の腔内に直接照射すれば、
背中に付きぬける被曝も貰います。

ですから、100%一発で完治するガン治療など、
この世にはないと思って、
自らの免疫力を高める、
自然治癒力を呼び起こす――
こうした体質改善の養生を積極的に
取り入れるべきなのです。
とくに、退院後の食事法、呼吸法は大切です。
免疫力を高めるということは、
優しく言えば、
体内の血液を綺麗にすることですから、
漢方薬でも、その種の健康食品でも、
自分の相性やお金の予算と相談しながら、
生活の中に取り入れるべきでしょう。

また、ガンは「怒り」が原因だという
ストレス過剰説もあります。
ガンと宣告されたら、なるべく仕事は辞めましょう。
といっても、現実には無理でしょうから、
「養生の合間に仕事をする」
「養生が1番、仕事は2番」
この発想に転換してください。
さすれば、必ず、5年生存、
いやさらなる健存を患者は
掌中に掴む事が出来るはずです。
西洋医学のいいところを選ぶ、
そして、患者が出来る養生に専念する――
この合わせワザの治療選択こそが、
賢い患者学であることは間違いありません。


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