元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第470回
ガンは怒りや恨みが塊になったもの

マクロビオティック医学シンポジウムでの、
鈴木英鷹教授による「精神疾患を治す食養生」
という興味深い講演内容の続きです。

前回、キレる、つまり興奮症状の食養生
について説明しましたが、
では、鬱病を治すのはどうすればよいのか?
鈴木教授は、鬱病は細胞内に死んだ塩、
つまり古塩が溜まった状態という説を掲げていました。
古塩とは、魚や肉、卵に含まれた
ナトリウムのことだそうです。

食手当の基本は
こうした古塩を抜く、
たとえば、入浴、適度の運動による発汗、
第1大根湯やヤンノーなどの飲用、玄米粥などだが、
生きた塩の補給も忘れてはならないと強調します。
塩分補給は鉄火味噌などがよいそうです。
キレる精神疾患は暴れるために、
治療としては食事療法だけでは効かないことがあるが、
鬱病の場合は食事の改善が効果が高いそうです。

ともあれ、古塩を体内に溜めることは、
老化のもとにあるそうですから、
精神疾患に限らず、
魚、肉、卵の過食は注意しましょう。
また、いずれの難病でも、
陰陽のだきあわせで考えることが大切。
健康も「心と身」を兼ね合わせて考えようと
強調しておられましたが、
難病と食養生の結論として、
鈴木教授はこう締めくくりました。

「ガンにしても他人を許せないといった、
かたくなな心、
つまり、怒りや恨みがシコリになったようなものですから、
心がダメだと食養生も効きませんよ」
といいます。

ゆったり、ゆっくり、しなやかに…
日々の食養生もスローヘルス、
この心がけが大切ですね。


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