元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第467回
「東京スポーツ」の連載コラムを読んでください

12月1日から、夕刊紙「東京スポーツ」
毎日、コラムを連載しています。
タイトルは「ガン切らない患者学――
ドクハラに負けるな!生還者・関根進の闘い」です。
最初の記事を読みはぐった人のために、
ちょっとサワリをピックアップしましょう。
          *
第1回・切捨てご免は許せん!病棟大脱出
 ――食道ガンの手術を拒否して5年――

「先生、手術以外にガンの治療法はないのですか?」
「ありません」
「では、退院させて下さい」
5年前、ガン病棟で交した、
この奇妙な会話が“命を拾う”分かれ道となりました。

ガンは切るべきか? 切らざるべきか? 
ガンと宣告されれば、誰しもが頭の中が真っ白になり、
治療の選択に迷います。
しかし、僕は食道ガンの手術を拒否して、
勇を振るってガン病棟を“脱走”し、
とうとう5年間、生き延びてしまったのです。

運命の一寸先は分かりませんね。
よい医師に巡り合えれば幸運ですが、
未熟なメスや無謀な治療で命を落とすことになれば、
これほど口惜しいことはありません。

この10月に慈恵医大で起こった、
前立腺ガン患者の腹腔鏡手術・
大量出血死事件ではありませんが、
同輩、先輩たちにも、
ガンと誤診されて腎臓を切られた人、
術後、合併症と院内感染で亡くなった肺ガンの患者、
8回の無謀な手術で命を落した食道ガンの同輩…
「切られ損」の治療被害例を上げたらきりがありません。

たしかに幸運なこともありました。
1ヶ月半にわたる術前の抗ガン剤投与(シスプラチン、5FU)と
放射線照射(40グレイ)の効果で、
食べ物が嚥下できる(飲み込める)ほどに
腫瘍が縮小してきたのです。
         *
新聞連載のサワリの続きはまた明日…。


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