元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第407回
もし手術を強要されたら?

ドクハラを巡る土屋医師との対論の続きです。

関根 ドクハラというか、
    手術の好きな医師っていますね。
    ガンと宣告されて、なにがなんでもすぐ手術だと
    脅迫のように手術を迫られたら、
    患者はどうしたらいいですか?
    5年前に、僕は“手術はイヤです”
    といって脱走してきた身ですが、
    ガン病棟の中で、
    医師に逆らうのって本当に難しいですよね。

土屋 ウチなら早く治療できるよ、
    ヨソの病院にいったら時間がかかるよ、とかね。
    あとは入院した段階で、
    検査入院といいながら、
    実は治療のスケジュールが全部できているとかね。

    どこもそうなのだが、
    手術を急がせる病院はやめたほうがいいですよ。
    逆に急がせるというのは、
    病室が空いていたりするわけで、
    病院のスケジュールの都合だけで
    診療をしようとしているかどうか?
    これは見抜いておかないといけません。
    流行ってない病院、
    いや、評判の悪い病院ということもあります。

関根 医師の中には、
    よく不用意に「あと余命3ヶ月」であるとか
    「末期ガンだ」なんていう医師がいますが、
    いい方を変えれば、
    自分には治療の方法が分からないから、
    そういっているのではないのですか?

土屋 医者の考え方に自由さがないとか、
    チャレンジ精神がない、
    知らないことはやりたくない、
    初めてのことには手を出さないなど、
    自分たちが知らないだけなのに、
    もう治療方法がないと患者に引導を渡してしまう。
    こうした診療姿勢はおかしいと思います。


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2003年10月8日(水)

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