第366回
甘味過多で顔がたるむ、お尻がゆるむ?
キレる若者には低血糖症が多いのですが、
痴呆の老人にも低血糖症が多いそうです。
そして、甘い物好きの老人に
砂糖菓子を控えさせれば痴呆は防げるはずなのに、
抗鬱剤や鎮静剤、向精神剤ばかりを、
ドサドサと与える、
いまの精神科医の治療はおかしいと、
岩手大学の大沢博名誉教授は指摘しておられます。
たしかに、わが母の記憶喪失やウンチ垂れ流しを思い起こすと、
「痴呆と食事は関係あり」とする
大沢教授の説が正しいように思えます。
また、糖尿病の高齢者の場合、
誤った血糖コントロールにより、
痴呆症状や昏睡状態を引き起こすケースが
多いとも指摘しております。
おまけに玄米菜食法の食養指導者・山村慎一郎さんと
いろいろ話してみると、
甘いものの過食は脳腫瘍などの原因ともなるそうです。
いや、難病ばかりではありません。
どうも、最近、テレビなどで、
20代、30代の女性タレントを見ていると、
“たるみ顔”が増えているというのですね。
「たるむということは“ゆるむ”ということで、
食べ物には引き締める食べ物と緩める食べ物があるのですが、
引き締める食べ物の代表が塩(ナトリウム)です。
カタツムリに塩をかけると縮むでしょ。
では、反対に体を緩める食べ物は何か?
男性の場合はお酒やビールということになりますが、
子供や老人、とくに女性の場合は、
アイスクリームやチョコレートといった甘〜い砂糖菓子、
それと缶コーヒーや果物ジュースといった
砂糖飲料なんですね」
なるほど、そういわれれば、
わが痴呆の老母も小太りで
顔が日に日にたるんできておりました。
そして、山村さんの指摘のように、
体全体も緩んで、
とうとう、脳の痴呆ばかりか、
お尻の「垂れ流し」症状を呈したといったらよいでしょう。
もし、舅姑の初期の痴呆介護に苦悩している奥さん、
老親の記憶喪失やウンチの垂れ流しに
手を焼いているご夫婦がいたら、
一度、砂糖菓子、砂糖飲料の摂取を
控えさせてみてはどうでしょうか?
きっと、頭やお尻のゆるみが納まってくる…、
僕は体験的にそう思っております。
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