第285回
タバコとガンについて
ガンは遺伝子や環境因子ばかりではなく、
ストレス、過食、そしてタバコといった悪い生活習慣が
大半の原因でしょう。
世界的な研究者、イギリス・オックスフォード大学の
R・ドル博士は、ガンに寄与する割合として
食生活35%、タバコ30%、職業4%、
飲酒3%、自然環境3%、環境汚染2%と試算しています。
また2003年3月のWHO(世界保健機関)の
最新データでも発ガン要因は
食物とタバコがそれぞれ30%を占めると報告されています。
先日、やはり食道ガンを切らずに、
放射線と天仙液などで上手く押さえ込んでいる、
作家の倉本四郎さんから突然、電話がかかってきました。
「いま、どこにいると思う?
じつは帯津病院に入院しているんだ」というではないですか?
この5月はまるで梅雨のように天候不順が続きましたが、
そのころから、喉がいがらっぽいといっていたのです。
とうとう咳が止まらなくなったので、
主治医の帯津医師の診断を受けたところ、
即入院して肺のあたりを調べることになったらしいのです。
よく説明はわからないのですが、
心臓をくるんでいる心嚢あたりに水が溜まっているというのです。
ひとつ考えられる原因は放射線治療の副作用かもしれません。
僕も退院後1年して、
放射線の影響で食道が爛れて、
慌てて帯津医師のもとに駆けつけ、
漢方の煎じ薬を調合してもらった結果、
これが効を奏して、2週間で治った経験がありますので、
まあ、上手く行くだろうと思っておりました。
「帯津病院の生活はどうですか?
シローちゃんの詳しい症状はわかりませんが、
天候不順もいろいろ体調に衝撃をもたらします。
また、意想外に60歳という年齢の影響も出るものです。
おそらく「無理を控えろ」・・・というイエローカードでしょう。
僕もこの2,3年、
放射線の余波で呼吸器が多少傷んでいます。
急に階段は上れません。
でも、ちょっと体調が崩れると「天仙液」を2倍にして飲んだり、
散歩呼吸をしてクリアしております」
そして、最後に
「どうしてもタバコは止めるように!」と釘をさしておきました。
倉本さんは作家という仕事柄、
どうしてもタバコが止められないというのですね。
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