元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第284回
運命は一期一会の出会いで決まる

何度も書きますが、ガンは情報戦と割り切って、
手術以外の大学病院の治療も受け、
漢方生薬や健康食品、
さらに食事療法を励行した
僕なりの「養生の組み合わせ」が
有効性をもたらしました。
しかし、この闘病中、
何よりもありがたかったのは、
再発の不安を取り除き、
生きる勇気を与えてくれた、
代替医療の医師たちの人柄にめぐり会えたことです。

丹羽医師にしても話し方は
関西弁で乱暴ですが、
「よっしゃ、わしについて来い」と
なんとしても患者を救おうという熱意の塊のような人でした。
また、このエッセイに何度も登場する
ホリスティック(全人間的)医療の提唱者・
帯津博士にしても
どんな患者にも
「いろいろ養生の工夫をしてみましょうね」と
ニコニコと笑いかけてくれる仏さまのような人柄です。

まえに、ガン闘病にも、
一期一会の人との出会いが大切だと書きました。
この日本に1億2千万人がひしめいているとはいえ、
人生80年として、
一生、親しく会えるような人はせいぜいが3万人です。
口先で「頑張れよ」「すぐよくなるさ」
という見舞い客はいくらでもいますが、
その一期一会の出会いの中から、
いかにこれからの人生を共に出来る
「心の友」「命の師」を見出すか? 
この出会いが己の運命を変えます。
まさに、帯津医師にしても丹羽医師にしても、
親友の絶倫くんにしても
僕の命を救ってくれた運命の友
だったわけです。


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2003年6月7日(土)

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