元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第279回
SOD様食品って何?

SOD様食品の開発者・丹羽靭負医師の病院は
四国の土佐清水市と
トンでもなく辺鄙なところにありますが、
全国を巡回診察していることが分かったので、
退院事件の翌日、
新横浜の出張診療所に妻と一緒に出掛けました。 
診療所には300人余りの患者とその家族で埋まって、
エネルギッシュな丹羽医師の講義に聞き入っておりました。
「いかに残された人生を苦しまずに生きるか?
SOD様食品によってガン発生の元凶・活性酸素を撃つ。
放射線や抗ガン剤治療のみならず
レントゲンやCTスキャンも、
正常な細胞を破壊し
寿命を縮めるだけだから止めた方がよい」
といった、初めて耳にする独特の理論でした。

「僕が現代医学の化学薬品に対する矛盾を感じ、
副作用のない天然の治療を開発し、
実行するきっかけになったのは、
小学校2年生になったばかりの長男が
急性骨髄性白血病にかかり、
1年3ヶ月の闘病生活に悩んだためです。
わが子が恐ろしい抗ガン剤の副作用に苦しみ抜いて、
この世の地獄を見ながら、
昇天していった悲しい経験があったからです」
と自らの体験談は熱を帯びてきます。

まあ、胡散臭い新興宗教の折伏のように
こうした話を嫌う人もいるかも知れませんが、
僕たち夫婦にとっては、
喩えてみれば、山本周五郎の名作「赤ひげ診療譚」に登場する、
小石川養生所の”赤ひげ”医長・
新出去定のようなタイプの医師に思えました。
現代の医学では追いつかない難病を
「自然医療、精神医療、科学医療」
の三位一体の療法で治そうとする
熱意が激しく伝わってきたからです。
関西弁の語り口は、少々乱暴なところがありますが、
あの大学病院の能面のように
無表情な医師たちとは違って、
人間味が溢れているのには驚いたものです。


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2003年6月2日(月)

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