元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第119回
古代赤米、古代黒米って何?

我が家の大切な食のライフラインのひとつ…
長寿米、造血米といわれる古代米を栽培している
浦部農園の話の続きです。
浦部修、真弓夫妻は、たとえば、
以下のような珍種を有機栽培しているのです。

●古代赤米(中短粒種ウルチ米) 
我が家では玄米と炊き合わせて食べていますが、
ガンはもとより、アトピー、アレルギーの患者には
食養生のために赤米100%で食べる人もいるくらいです。
但し、品種が原種に近いため稲丈がたかく、
倒伏しやすく、
毎年品切れになる時期も早いということです。

●古代黒米(インディカ種モチ米)
造血米、長寿米ともよばれ、
おいしさと栄養価の高さで求める人は多く、
『幻の米』との異名もあるほどの人気の高い。
玄米や七分突き米と炊き合わせても美味しいものです。

この他、古代赤米、古代黒米、朱赤もち米、
紫黒もち米、もちあわ、もちきび、ひえ、
きのあ、ハトムギ、押し麦コシヒカリ、低アミロース米、
丸麦の13種類などをまぜた「玄米彩穀」もあるので、
本当に有り難いものだと思っています。

なぜ、手のかかる有機玄米、
それも古代米の栽培を手がけたのでしょうか?
じつは妻の真弓さんが10年ほど前に
ベーチェット病という難病にかかり生死をさ迷ったこと、
またアトピーのお嬢さんを大病で失ったこと…
こうした思いがダイオキシン汚染、農薬汚染から
妻の体を守ろうと、夫の修さんを決断させたというのですね。
食卓汚染から身を守り、
ガンを食べて治そうとする、
我が家の後ろには
こうした心ある農家の方たちがいる…
それについてはいつも感謝しているわけです。
「ガンは食べて治す」といっても、
医師や治療士だけでなく、
有機農家とも仲良くすることが
これからは大切になりますね。


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2002年12月24日(火)

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