元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第62回
「大学病院のガン治療の手順」を熟知していますか?

もし、あなたが「ガンを切るべきか? 切らざるべきか?」
と迷ったときは、
次の5か条を思い出してください。
1 「ガン即=死」この迷信に惑わされてはいけない。
2 医師は神様にあらず。教授の紹介状はガンの免罪符ではない。
3 患者が「主治医」だ。
4 ガンは情報戦!本を読もう。インターネットを活用しよう。
5 「手術=完治」この迷信に惑わされてはいけない。

これは拙著「賢いガン患者学」という本に書いた、
「命を拾うための患者学」10か条の冒頭の5か条です。
たまたま、信頼できる医師にめぐり合い、
納得して手術を選択したにしても、
術後、退院後からも、この患者学5か条は忘れないで下さい。
とくに仕事は二の次に控えて、養生第一に邁進することが
ガンに克つ秘訣です。
退院後は精力のつくものなら、
鰻でもカツ丼でもなんでも食べてよろしい、
などと無謀な食生活を奨める主治医もいます。
前にも書きましたが、ガンの原因、再発の原因は、
体を酸化させやすい、動物性脂肪やタンパク質にあることを
知らない外科医は数多くいますから、鵜呑みにしてはなりません。

前回紹介した、肺ガンを食事で克服した弁護士のKさんは
職業柄、理論派の人ですが、食箋(しょくさん)指導者の奨める
玄米雑穀食中心の「マクロビオティック食養生法」を素直に励行。
また、ダンス教室や寄席に通って
運動と笑いでリラックスするという、「心の療法」も取り入れて、
とうとう、1年後の大学病院の検査では、
「患部はかさぶた状になって治っているとしか言いようがない」
とお墨付きを貰ったといいます。
もちろん、挫折と不安に苦しむときもあったようですが、
「命は己の宝だ」と
自分が納得のいく治療に専念したことがよかったのでしょう。

ガンは情報戦です。
まさか俺はガンにならないさと高をくくってはいられません。
いまや、誰でもが「大学病院でのガン治療の手順」くらいは、
熟知しておくことが「健康管理の常識」です。
次のような治療手順を知った上で、
「患者が主治医」の対策を自分で設計する…
これが賢い患者の選択です。


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2002年10月28日(月)

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