第4035回
「中国、次のテーマは食糧不足」を読んで下さい

「もしもしＱさんＱさんよ」の第32巻目にあたる
「中国、次のテーマは食糧不足」がグラフ社から発売されました。
定価は1300円プラス税金ですが、
もう書店には並んでいると思います。
この巻は2009年４月９日から2009年７月22日まで
「ハイＱ」に掲載されたものですから、
約２年前に執筆されたことになります。

もう既に世界的な金融不安が勃発してしまった後のことであり、
現在からそんな昔のことではありませんので、
テーマである「中国の将来の食糧不足」も、
私が問題として取り上げた当時より
世間の注目を浴びているホットな話題になっています。
私はいつも人より少し早く問題に気づく方なので、
中国の工業が今の勢いで発展すれば、
農業に従事してきた人口がドンドン工業に移り、
沿海地域で先行していた工場が内陸に移転して、
内陸から出稼ぎに来ていた労働者たちが故郷に引き揚げたとしても、
一度、工業に転業した人たちが再び農業に戻ることはないので、
中国でも日本や台湾や韓国に起った食糧不足に必らず見舞われる。
日本の場合は人口の半分を超える７千万人分の食糧不足が起っても
お金があれば他の国から買うことができるが、
７億人分は世界中どこにも供給してくれる国がない。
だからこの問題はどうするかが大問題だ、
それはまた中国株投資の最大のテーマでもあると考えて、
株式投資の対象としても取り上げたのです。

既に皆さんの頭にもしっかりと根をおろしていると思いますが、
折角、単行本になったのですから、
もう一度、はじめからしっかり読みなおして見て下さい。
恒例により抽選で10名様に
私のサイン入りの本をプレゼントしますが、
籤運に自信のない方は書店でお買いになるか、
交流センターにお申し込みになって下さい。
先着500名様には少々手が疲れますが
私がサインをしてお送り致します。
なお亨泰の株を安値で仕入れてニコニコ顔の方は
感謝の意味も含めて是非、１冊記念に手元においておいて下さい。