第3517回
「邱永漢の予見力」のサインで草臥れました
やっと東京へ戻ってきて、
玉村豊男さんが書いてくれた
「邱永漢の予見力」(集英社新書 税込756円)の
サインを終ったところです。
お申し込みいただいた先着300名様に
サインをしますとお約束したところ、
申し込みが1000冊をこえてしまいましたので、
不公平があってはと考えて、一挙にサインをしてしまいました。
以前、講演会の席上で5百何十冊サインをしたことがありましたが、
1000冊あまりははじめてなので、さすがに草臥れてしまいました。
頭は疲れないかと思ったら、
同じことのくりかえしですから、機械的に手を動かしていると、
頭の方が抵抗して
自分の名前以外の別の字を書きたくなってしまうのです。
でも無事発送できましたので、
お喜びいただければと指先をさすっているところです。
自分のやっていることを1冊の本に及ぶボリュームで
人に書いていただいたのははじめてなので、
秘書に出来上がった本を北京まで持って来てもらった晩は
とうとう全部読み終わるまで寝られませんでした。
自分のことながら著者もかなり神経質に気配りがしてあって
スムーズに読めるだけでなく、
読物としてもなかなか読みごたえのある面白い本でした。
私についで最先に手をとったのは、
北京と成都と上海で私と一緒に働いている
日本人の若者たちでしたが、
それぞれに思い当る節があると見えて、
しきりに頷いてくれていました。
「ハイハイQさん」をひいきにして下さっている皆さんも、
必らずしも新しいニュースばかりではありませんが、
次の10年をどう見るか、
またアジアの発展にどう対処して行くかについては、
うんうん、なるほどなるほどと
頷いてもらえるヒントがあるのではないかと自負しています。
もうそれほど追加注文はないと思いますが、
あと1週間くらいは東京にいますので、
新しくお申し込みの方にも、サインのしついでにサインを致します。
サイン本を買っていただくよりも、
本当は読んでいただく方が私にとっては有難いのですが。 |