第3455回
第59回中国考察団は西部大開発の現場へ
いま中国では西部大開発が勢づいています。
西部大開発の中心地は成都で、
地震でかなりの被害を受けましたが、
「災害に売りなし」の諺通り、復興にはずみがついて、
沿海地域を追い抜く成長が続いています。
東京の百貨店の社長から
「君んとこどうなんだ」ときかれた成都伊勢丹の総経理が
「ハイ。お蔭様で昨年比37%増の成長が続いています」
と答えたら、「君、それ売上げ減の間違いじゃないのかね」と
びっくりされたそうです。
次回の投資考察団は成都とすぐお隣の重慶を中心とした
西部経済事情の勉強会ですが
先ず10月9日(金)に成田と関空から北京に集合します。
それから青海省の省都西寧にとびます。
西寧はシルクロードの南ルートの要衝ですが
経済成長とはずっと無縁な存在でした。
白い帽子をかぶった回教徒の町でしたが、
西部大開発のブームのおかげで、
いまやっと勢いに乗りはじめたところです。
ウイグルは避けて
とりあえずは安全地帯から向うを見ることにしたのです。
その翌日に成都にとび、
成都に2日、すぐお隣りの人口3千万の中国最大都市重慶に
2日泊ってから
上海に戻って、上海邱友会と合同の勉強会を10月16日(金)にやり
翌日に成田と関空に戻る8泊9日のスケジュールです。
成都では前に一度訪問しましたが、
その後どうなったか皆さんが気にしている
中国消防と維奥医薬をもう一度訪問して
その後の近況を確かめたいと思っています。
なお成都では私も西部大開発の尻馬に乗って、
イトーヨーカ堂と伊勢丹の大家をつとめていますが、
牛々福という焼肉屋が何とか軌道に乗って
いま第五軒目の造作にかかっているところです。
日本の焼肉屋と違って一軒が200坪もある大きな店なので、
「経済が発展しはじめたら牛肉を食べる人がふえる」
という国連の報告がどんなものかを
実地に見ていただけると思っています。
ご参加になりたい方は
どうぞ交流センターにお申し込みになって下さい。
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