第3425回
時間に遅れる人は時間の無駄使い
「プラスになる時間」の使い方の2番目は
どうやったら人に信頼されるかを工夫することでしょう。
自分を引き立ててくれる人に信頼されることが先ず第一ですが、
それだけでなく上役から自分の部下になる若者まで
自分の周囲の人から信頼されることは
仕事に成功するために絶対に必要なことです。
どんな小さなことでも人に約束したことは絶対に守ることです。
よく約束した時間に5分か10分遅れてくる人があります。
なかには時間遅れの常習犯に数えられる人もあります。
私は約束の時間に遅れることは先ずありません。
交通事故があったり、飛行機がとばなかったりすれば別ですが、
大抵は相手より早く現場に到着しています。
時間をきちんと守れる人は、ほかの約束も大抵は守れます。
もちろん、引き受けた仕事を
きちんとやれることはもっと大切です。
お金を支払う約束はそれより更にもっと大切です。
たとえ仕事にさしさわりのないお金でも
「あいつが間違いを起すわけがない」
と信用されるのでなければ大金を任されることはありません。
なかでも取引先やお金を貸してくれる銀行になると、
支払いが1日遅れても警戒心を強めますから
のちのちまでたたります。
私の部下や関係者の中にも
必要なお金を1週間前にあわてて
私のところへ駆け込んできて頼む人がいますが、
私に猛烈に叱りとばされます。
私は銀行からお金を借りることにあまり熱心ではありませんが、
それでも返済金と金利については
6ヶ月も前から用意をしています。
そういう約束をはたすためには
早くから準備をする必要がありますが、
そのために使う時間は自分の信用を守るために必要な時間であり、
自分の出世や地位を守るための
「プラスになる時間」に属すると考えています。
お金にだらしのない人やサラリーローンに手を出す人は
一切相手にしません。
ローンの返済に追われる人に
仕事に集中だけの熱意があるわけもないからです。
結婚の相手にも間違ってもそういう人を選ばないことです。
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