中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2928回
外国に駐在できる証券マンいますか

50才すぎてからの海外駐在には抵抗を感ずる人が多いようです。
留学をする年齢とか、30才前後くらいまでなら、
日本の社会生活にもあまり慣れていない時ですから、
そんなに難しいことはありません。

従って30代で日本の証券業務に慣れた人なら
外国に行ってもつとまりますが、
30代では経営の責任者としての経験がありませんから、
すぐにマネージメントにたずさわれないかも知れません。
反対に40代、50代だと、
それぞれの部署の長としての経験はあるかも知れませんが、
今度は外国に住み、慣れない食事に悩まされる心配があります。

また若い時から中年にかけて外国に住んだ経験のある人なら、
外国に住むことにストレスを感じないですみますが、
その代わり証券業務に不慣れな人が
中年になってから証券業務を覚えるのは
もっと大へんかも知れません。
ですから、証券業務も一通りわかっていて、
しかも外国勤務の経験もある人ということになると、
うんと対象がしぼられてしまいます。
そういう人がおれば、それに越したことはありませんが、
恐らく証券業務は一通り覚えたが、外国勤務の経験のない人か、
外国勤務の経験はあるが、証券業務の知識のない人か、
のどちらかという人が多いんじゃないでしょうか。

そのどちらかであっても、
本当に海外で一旗あげたいという人には
またとないチャンスです。
しかし、サラリーマンとしての高収入は期待できません。
現地人との合弁事業だし、その土地の常識というものがあります。
ですから、現地採用の日本人と同じ待遇と思って下さい。
もともといま私に誘われて中国大陸で働いている日本人は
夢を追っている人たちであって報酬目的の人ではありません。
自分たちの夢を追ってそれが実現したら、
満足感、成就感と共に収入もしぜんについてきます。
そういう人生を送りたい人は
どうぞアジア交流センターに連絡をとって下さい。
私が直接、お目にかかります。


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2008年3月16日(日)

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