中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2708回
「上海で今、働くということ」を見て下さい

オリンピックの話に割り込まれてしまいましたが、
私は毎月、おじんのおしゃれの雑誌に一通り目を通しています。
年をとるとだんだんやることがなくなって、
せめて自分が毎日、身につけるものくらい、
神経を使わなくっちゃと思うようになったからです。

ちょうど若い人たちに上海に集まってもらって
「中国で一国一城を志す人の会」をひらこうと計画していたら、
光文社で出しているゲイナーの8月号に
「上海で今、働くということ」
という緊急取材の特集が載っていました。
もし私がいまの日本の20代だったら
恐らくはとっくにやっていただろうことを
ちゃんと行動に移している青年たちがいるんですね。

取材されている青年男女はホンの一握りでしたが、
いずれもこれから大成長を遂げる上海で
新しく生じたスキマを埋めるべく
情熱を燃やしている意気込みが感じられます。
業種はさまざまでも、日本と違って
新しい大きなマーケットがひらかれて行くさなかですから
東京でデパートやコンビニで働いているのとはわけが違います。

取材の中に上海のソーホーと呼ばれる
「田子坊石庫門」のスナップが出ていましたが、
私がいま開発に着手しているのは
実はこの田子坊に続く古い住宅街です。
ゴテゴテときたない貧民窟みたいなところですが、
その一廓を日本の若いデザイナたちの力をかりて、
上海を訪れた外国人が必らず一度は顔を出す
「異人街」につくりかえようとしているのです。

ですから、そういう生き方に心のおどる若者は
9月14日(金)午前、上海永華大厦で開催する
「中国で一国一城を志す人の会」に集まって下さい。
もう既に企業化に乗りかかっている人はもちろんのこと、
現にそうした志を持って大陸に留学に来ている人なら
話は早いと思います。
だからと言って、
これからのこのこ出かけてくる人たちを
閉め出す理由はありません。
私でも毎月読んでいるくらいですから、
先ずゲイナーの8月号をめくって見て、
なるほどと納得が行ったら先ず交流センターへ。


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2007年8月9日(木)

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