中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2226回
三国志に興味のある方はぜひご参加を

三国志に出てくる権謀術数のドラマはいまも
京劇で演ぜられているのを見ても、中国人の間に
どれだけ人氣があるかわかります。
毛沢東は若い時、長沙の図書館で働いていた時に、
三国志に読み耽ってばかりいたそうですが、
共産党史の後を追うと、如何にもありそうなことですね。

またこの前、少林寺を訪ねてから早くも
五年たちましたが、もう一度行きたい所の一つです。
山門に至るまでの両側にずっと武術の学校が
五、六十校は並んでいて、なかには学生が一万人以上
というのもありました。
ここで武術を身につけると、
全国どこの警察でも喜んで採用してくれるので、
失業知らずの学校としてどこの親も娘にまで喜んで
高い授業料を払ってくれるのだそうです。
前回は千人以上の生徒を動員してマスゲームを
見せていただいたのがいまも脳裏に刻まれています。
部厚い石に頭をぶっつけると、石が眞っ二つに割れるのも
とても印象的でした。

しかし、何と言っても曹操の田舎である亳州に
いってみるに限ります。
亳州は曹操の田舎であると同時に
漢方の始祖と言われる華陀の
生まれ故郷でもあります。
飛行機の便の悪いところなので、
観光客は滅多に訪れません。
みんなで行く旅行のコースに
組み入れれば、必ず夢が実現するので、
ずいぶん前から計画していたことが
やっと手の届くところまで来たのです。

三国志のコースを辿るからと言って、
経済の勉強を忘れたわけではありません。
いま次の相場をリードする役割をはたす業種として
自動車と水処理がどういう業種をあげているか
勉強しているところです。
水処理にはもう少し時間がかかりますが、
自動車はアクセルを踏みさえすれば
すぐにも走り出しますから要注意です。
第40回中国投資考察団の日程は六月七日(水)から
六月十五日(木)の八泊九日なので、
時間のくり合わせのつく方はぜひご参加になって下さい。
なおこの時期に上海邱友会も開催する予定です。


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