第2215回
「雲南旅情」にふるって曲をつけて下さい
ブランドづくりには先ずその存在を広く人に
知られる必要があります。たかがコーヒーでも、
雲南コーヒーの宣伝をしなければなりません。
そこで思いついたのが歌謡曲をつくって、
人に口すざんでもらうことです。
昆明の翠湖賓館に泊って、
翠湖に群がる白い鴎を見ているうちに、
次のようなセリフが頭に浮かんできました。
ほんとにしばらく、お元氣?
僕のこと、みんなで
恋の病って言っているの
ほんと? 嘘? やっぱりそう見える?
でも君の顔を見た途端に
バッチリわかってしまったよ
二人で翠湖に行こうよ
ロビーでQコーヒー
飲もう、一杯、もう一杯
湖畔に下りて鴎になる前に
僕とっくに雲に乗っちゃった
見て見て天に登るこの気持
題して「雲南旅情」
どなたかこの歌に曲をつけて下さる方はありませんか。
いまから四十二年前、まだ高速道路が出来たての頃、
私は小説書きに疲れて
「恋のインターチェンジ」という歌をつくって
「潮来笠」で売り出したばかりの
橋 幸夫君に歌ってもらったところ、
たちまち大ヒットをして、
「この歌、目下、四、五才の子供の間で大流行」
と週刊明星に書かれたことがあります。
それを読んだうちの家内に
「あなたの知能程度は四、五才ね」
とひやかされたことを覚えています。
どうしてハヤったかというと、
高速道路を走るリズムと
パチンコの玉が流れおちるリズムがうまくマッチして
日本国中のパチンコ屋さんが場内で
曲を流してくれたからです。
同じ柳の下にドジョーは三匹いると言いますから、
誰かいい曲をつけてくれないでしょうか。
自信のある人はふるって応募して下さい。
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