第1941回
修理学校の手伝いをしてくれませんか
私が自動車修理学校をつくりたいと考えるのは、
お金儲けが目的ではありませんので、
お金が儲からなくともかまいません。
社会が必要とするものであり、
且つ社会が必要とする人材を
社会に送り出すことができたら、
さしあたりの目的を達したことになります。
そうは言っても、
教育も事業の一つですから、
いつまでも採算に乗らず、
赤字を続けたのでは、
やっている人たちが気力を失ってしまいます。
事業としてやる以上、
先ず赤字にならないことが大切で、
社会が必要とする人を世に出すのであれば、
世に出た卒業生たちを組織して
自動車修理の一大チェーンをつくる可能性もあるし、
自動車メーカーの修理部門を請け負う仕事だって
ないわけではありません。
しかし、そこまで到達する前に
さしあたり必要なことは
実用性のある教育からはじめることです。
自動車の美容が一番お金になる仕事だとしたら、
自動車整備学校の主要科目は
自動車の美容に重点をおいたところから
はじめなければならないでしょう。
でもそれで終わらないのが私の立場で、
日本の自動車整備学校と近い教育内容で
自動車産業の一端を担う教育を
展開したいと考えています。
それを実行に移すについては、
前にも述べたことですが、
やはり日本で自動車整備の教育に
従事したことのある人の協力が必要です。
いま自動車整備学校の1軒目は
四川省の成都市からスタートすべく
準備をすすめているところです。
6月1日から七福汽車用品という
日本企業との合併会社が開業しました。
その店にある修理工場を使って
実地教育をする学校を
店の2階につくっているところです。
はじめは寺子屋に
少々毛のはえたスケールから出発しますが、
社会的需要があれば、
たちまち大修理学校に成長すると楽観しています。
学校の経営から個々の専門技術に至るまで
お手伝いしていただける方があったら、
手をあげて下さい。
お金儲けにはなりませんが、
中国の若い人たちから
慕われる存在にはなれます。
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