第1709回
12年ぶりの三峡下りに行ってきました
三峡下りの団体旅行をする話が
すっかり脇道にそれてしまいました。
いままでお話しをしてきたことは
皆と北京に集まった時に、
北京で思いついてすぐに実行に移したことです。
「北京を勉強をする会」は
場所もあり、スタッフもいますので
すぐにもスタートができますが、
自動車整備学校は政府の許可も必要だし、
教師を集める必要もありますので、
恐らく来年以降の仕事になるでしょう。
三峡下りのコースは重慶からスタートするので、
北京から重慶にとぶのが普通ですが、
私たちは成都に一泊してから
バスで重慶入りをするコースを選びました。
成都では新しく建った
ケンピンスキー・ホテルに泊りました。
ロケーションが町の中心からかなり離れているので
ずっと敬遠していたのですが、
今度、泊ってみて
ロビーも立派だし、部屋のインテリアも超モダンで
その割りには落着きのある
とてもいいホテルでした。
そのすぐ近くに武陵山珍というキノコ鍋のお店があり、
はじめから終わりまでキノコづくしでしたが、
皆にとても喜ばれました。
あんなにたくさんの種類のキノコは
日本では想像もできませんが、
その一つ一つがまた美味しいんです。
キノコ好きの人は
ぜひ一ぺんお出かけして見て下さい。
成都から重慶までは5時間もバスに揺られましたが、
高速道路が修理中だったせいもあります。
私にとって重慶は12年ぶりで、
かなり奥地にあるにも拘らず、
坂道の多い町の中に高層建築が林立する
近代都市に一変していました。
中日戦争の間、蒋介石のひきいる国民政府が
一時遷都していましたので、
自給自足のための重要産業が建設され、
製鉄会社から自動車会社まで
一通りの重工業の工場が揃っています。
製鉄会社は鉄の値上がりで株価も高水準にありますが、
私たちが見学をした
重慶長安汽車という軽自動車メーカーは
金融引締めによって需給のバランスが崩れたのと、
同業間の値引き競争で
かなり四苦八苦している様子でした。
その一方で「磁器口」と呼ばれる古い町は
昔のままの古い建物が立ち並び、
外人さんも含めて観光客にとても人気がありました。
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