第1707回
自動車ブームがもたらした新しいビジネス・チャンス

広大なガレージを
そのまま自動車整備専門学校の教室に使うことが
許可になるのかどうか
私にもよくわかりません。
恐らくそういう前例がないと思いますが、
自動車をおくところで自動車の修理の仕方を教えるのですから、
安全性にさした問題はないと思います。

もし私の言い分を
北京の教育当局が認めてくれたら、
私は早速にも自動車整備学校の開設の準備にかかります。
というのも中国では
一年に百万台単位で自動車の台数がふえていますが、
整備工場も整備工も
それに追いつけない状態が続いているからです。
中国株を買っている皆さんにも
私は自動車株と
その関連に注目するようにすすめてきましたが、
かつて自動車よりも
高速道路の株を買うことをすすめています。
どうしてかというと、
自動車メーカーはたくさんあって、
そのうちどの株がトヨタやホンダのように
トップを切ることになるかは
いまの時点ではまだはっきり答えがでていないからです。
第二のトヨタ、第二のホンダと思ったら、
プリンス自動車だったり、
三菱自動車だったりすることも大いにあり得ることです。
その点、高速道路だと
自動車のふえた分だけ利用数もふえるし、
しかもお金の取りっぱぐれがないときていますから、
安全性を考慮して、高速道路の株をすすめたのです。

あれから高速道路の株価は
2倍にも3倍にも上げましたが、
既に株価が高値に落着いているので
欲張りには物足りない状態になっていることも事実です。
それに代わるものは自動車保険の株だとか、
自動車の重要なパーツの専門メーカーだとか、
ガソリンを扱う石油業者に人気が移っています。
自動車のフロントや窓のガラス・メーカーも
エンジンのメーカーや車体に使う鉄板や鋼材メーカーも
その中に入れてよいと思います。

同じ現象が人間にまで及ぶと、
運転手も就職に困ることはなくなりますが、
それ以上に不足するのが
壊れた自動車の修理や整備をするエンジニアです。
「千万長者になるよりも手に職を」
ということについては前にも述べましたが、
いまの中国でも整備を身につけた人は
メシのタネに困るようなことは先ずありません。


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