第1703回
北京にまた新しいビジネスが二つ

少し報告が遅れましたが、
10月は12日から20日まで
12年ぶりに投資考察団を連れて
三峡下りの旅に行ってまいりました。
この前、行ったのは92年の9月で、
台湾の起業家たちを奥さん同伴で80人、
四川省政府に誘われての投資兼物見遊山の旅でした。

頼まれる度に、行った先々で
投資プロジェクトを展開したのでは、
お金ももたないし、人材も続かないので
「遊びだけですよ」と
家内からも釘をさされていましたが、
実際に成都に着いて見ると、
四川省あげての盛大な歓迎を受け、
成都市長さんが先頭に立って
人口千万の町の中心の3つの候補地に案内してくれて、
「この中から1ヵ所選んで再開発をして下さい」
とのっぴきならぬ勧誘を受けてしまいました。

やむを得ず銀座の眞ん中にあたる四千坪の盛り場に
ショッピング・センターを建設して
その半分をイトーヨーカ堂に
キイ・テナントになっていただいて、
開業してからことしで7年になります。
十何年もたって見ると、
私が開発した地区は高層ビルが林立して、
デパートだけでも
十指にあまる繁華街になってしまいましたが、
考察団がいつも最初に着陸する北京は
更にもっと整然とした大国の首都にふさわしい
大都会になっています。

私は大使館街のある亮馬河の河畔に
三全公寓という外人向けの高級マンションを建てて、
ここもオープンしてから7年の歳月がたちました。
現地で総経理などの高級幹部をつとめる日本人だけでも
151世帯が住んでおり、
いままで我関せずでやってきた私が
そうも言っておられなくなって、
ことしになってイタリアン・レストラン、
コーヒーハウス、北京一を誇れるパン屋、
ケーキ屋、更に伝統工芸を扱う
種字林という中国家具屋をオープンさせたことは
何回も報告した通りです。
いずれも口コミでだんだん知られるようになり、
年末には経常赤字から脱却できそうな勢いですが、
あと二つ新しいビジネスが目下進行中で、
そのうち一つは皆さんとも関係がありそうです。


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