第1697回
上海の家の値段を調べに行って見て下さい

不動産に陽が当りはじめたと言っても、
広い中国のことですから、
地方によってかなり陽の当たり方が違います。
たとえば、少し前まで
1平米当たりの普通のマンションの価格は
上海で人民元6千元くらいでしたが、
いまは1万5千元くらいなっています。
因みに私が現在住んでいる新天地のマンションは
去年のはじめ1平米当たり
2千5百ドル(1ドルは8.27元)で買いましたが、
この間、行った時、
業者から4千5百ドルで売りませんかと言ってきました。
恐らくこの次、行った時は
5千ドルと言ってくるのではないかと思います。

そんなに高くなっているのに、
家はドンドン建っています。
新しく売り出す値段はその度に高くなっていますが、
売り出すとすぐ完売になっています。
昔の値段を知っている人にとっては
滅茶苦茶な値段ですが、
1平米1万5千元と言っても、
日本円になおすと坪当たり65万円にすぎませんから
東京のマンション比べたらお話にならない安さです。
もちろん、
その土地の物価や所得とのバランスもありますから、
単純に比較することはできません。
しかし、一般庶民の所得がふえたら、
家の値段に何が起るかは誰でも知っています。
日本人ならすぐにもとんで行って
とびつき買いをしたいところです。

でも中国の不動産は
日本人にとって勝手が違いすぎます。
不動産で大儲けをするよりも
火傷をするチャンスが多いからです。
買って財産として持つならかまいませんが、
値上がりを楽しむだけなら、
むしろ不動産会社の株を買った方が
煩しい思いをしないですみます。
B株の中では万科企業くらいしか
目ぼしい銘柄はありませんが、
香港に上場している香港不動産業者の株で
中国大陸専門に投資をしてきた企業が
十指にあまるほどあります。
これらの企業はさんざんな目にあって
ずっと下積みになってきましたが、
ここへ来てやっと芽が出るところまで辿りつきました。
株価が含み資産よりずっと低い水準におかれている企業も
一つや二つではありません。
花が咲く前に目をつける時期に来ているようです。


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